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2016.3.18
伊藤若冲(じゃくちゅう)、生誕300年! 空前絶後の大作『鳥獣花木図屏風』をぬりつぶそう! 『若冲 ぬりえ どうぶつえん』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
近年わき起こる、史上空前の日本美術ブームの牽引者、伊藤若冲(じゃくちゅう)。
本年2016年は生誕300年にあたり、各地で展覧会の開催が予定されています。
特に、4月22日からはじまる東京上野・東京都美術館での大規模な「若冲展」では、宮内庁三の丸尚蔵館が所蔵する若冲畢生の大作「動植綵絵(どうしょくさいえ)」三十幅が一斉に展示。さらに、二度と日本で鑑賞不能と思われていたプライスコレクションから「鳥獣花木図屏風(ちょうじゅうかぼくずびょうぶ)」をはじめとする名作の数々が出展されます!
実は、伊藤若冲が注目を集めるようになったのは、近年になってからのことです。 1968年から雑誌『美術手帖』ではじまった辻 惟雄先生の連載『奇想の系譜』において、現代に通じる若冲の絵のモダンさ、奇抜さ、超絶技巧をとりあげたことがそのきっかけ。その後2000年に京都国立博物館で開催された『没後200年 若冲』展が耳目を集め、ブームに火をつけることとなりました。
本書は、86,000個ものマス目に色を塗った、若冲の空前絶後の大作『鳥獣花木図屏風』に描かれた、個性あふれる動物たちをぬりえにしたもの。 マス目の大きさを、若冲が描いた原寸大のものから、細かいものまでバリエーションをもたせました。たっぷり32ページ、若冲のようにマス目を意識してぬるもよし、マス目を無視して塗るもよし、子どもから大人まで、思い思いに楽しめる一冊です。巻頭には、『鳥獣花木図屏風』右隻の引出しポスター & ぬりえも付いています。
また、全文英訳付きなので、海外の方へのお土産にもおすすめです。
「このぬりえのおもしろさは、マス目のぬりかた次第で、まったく違う印象の絵ができあがるところ。現代のゆるキャラを彷彿とさせる、動物たちの楽しげでユニークな表情とともに、お楽しみください」(担当編集)
Jakuchu Zoo Coloring Book
小学館の「100%若冲プロジェクト」にもご注目ください!
小学館といえば、若冲! 2000年7月に『目をみはる 伊藤若冲の「動植綵絵」』を刊行。その後も『伊藤若冲大全』『伊藤若冲 動植綵絵 全三十幅』など、豪華本から手に取りやすい本まで"若冲本"を次々と発売。さらに『和樂』や『サライ』といった雑誌でも数多くの特集記事を掲載してきました。その結果、全国の美術館関係者や世界に散らばる作品の所蔵者の間でも、"若冲=小学館"のイメージが定着しています。
そこで、伊藤若冲生誕300年にあたる本年、小学館は「100%若冲プロジェクト」として、若冲の新たな魅力を続々お届けしています。
【雑誌】
『和樂』4・5月号 3月1日発売
〔特集〕「若冲、美の解体新書」80ページ
動植綵絵に込められた神技、三大名作徹底解説、若冲妄想人物伝、若冲展に行こう、美術館・寺社仏閣ガイドほか。
〔付録①〕若冲和ごころセット(懐紙、一筆箋、ぽち袋)
〔付録②〕若冲名作クリアフォルダ
◎ 今後の発売予定
【書籍・アート】
『伊藤若冲 名作ポストカードブック』
4月15日ごろ発売
若冲の大コレクター、プライスコレクション若冲の名作が、ポストカード24枚セットに! しかも拡大サイズなので、マニア垂涎のポストカードブックです。
『若冲原寸美術館 100%Jakuchu!』
4月22日ごろ発売
宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の「動植綵絵」全30幅を原寸大で紹介、その見どころや技を徹底的に解説します。若冲ブームの火付け役・辻惟雄先生、三の丸尚蔵館学芸員・太田彩先生による珠玉の原稿も掲載。
【プロジェクト企画】
「若冲ぬりえコンテスト」の実施
小学館100%! 若冲プロジェクトの一環として、大人も子どもも楽しめる「若冲ぬりえコンテスト」を開催します。詳細は決まり次第発表します。
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