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2016.3.8
6つのテーマで「串刺し」にすると、”世界のカラクリ”が見えてくる。 『池上 彰の世界の見方 15歳に語る現代世界の最前線』
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6つのテーマで「串刺し」にすると、"世界のカラクリ"が見えてくる。 『池上彰の世界の見方 15歳に語る現代世界の最前線』
日本に暮らしているあなたは、世界のことを、どれだけ知っていますか? 世界の中で生きる私たちは、これまで以上に世界のことを知る必要が出てきました。 今、世界はどうなっているのか? 経済格差や宗教・民族の対立など、複雑化する世界のことを、今こそ正確に伝えたいという思いから企画されたのが『池上彰の世界の見方』シリーズです。
その際、池上氏が一方的に原稿を書くのではなく、中学生や高校生を前に授業をして、それをまとめるという方法を取ることになりました。理由は2つ。18歳選挙権を見据え、世界の基礎知識を若い人に身につけてほしいこと。もうひとつは、池上さんの経験から「高校1年生にわかるように話すと、大人が読んですらすら理解できる」からです。九段中等教育学校(東京都千代田区)で6時間の特別授業を実施。世界史でも地理でもない、現代世界を生き抜く為のスーパー授業をもとに構成しました。
本書では教科書のように時系列や地域別に学ぶのではなく、独自の6つのテーマで世界を「串刺し」にして見ています。
・ 地図
世界の国々で発行する世界地図は、それぞれまったく違うものです。その世界地図を見ることで、その国が置かれている状況が見えてきます。
・ お金
世界の国々で使われているお金もまた異なっています。ただの紙なのに、なぜ買い物ができるのか。お金を売買することによって、新たなお金を生み出すようになったのはなぜでしょう?
・ 宗教
「一神教」のことを知ると、日本の宗教はどうなっているんだろう、と疑問が湧くはずです。世界のほとんどの国は宗教国家。だから、宗教を知ることは世界を知るうえで重要なのです。
・ 資源
石油や天然ガスなどの資源獲得競争が、国際紛争の大きな要因になっていますが、最近では「シェール革命」によって、資源獲得競争に大きな変化がもたらされています。その変化とは?
・ 文化
このところ、日本を訪れる外国人が増加しています。日本食やアニメなど世界中で日本がブームになっています。よその国の文化を尊重し、違いを認め合うために、どんな努力が必要でしょうか。
・ 情報
あなたはどうやって世界の情報を得ていますか? スマホで得られるニュースや情報はどこまで信用できるものでしょうか? 情報とどう付き合えばいいのか、そこから見える世界とは?
上記のような具体的な6つのテーマで「串刺し」にしてみると、現代世界のカラクリと課題が見えてきます。この手法こそが本シリーズ『池上彰の世界の見方』の狙いです。
本書は、世界の国と地域を解説するシリーズの1冊目となります。2冊目以降は「アメリカ」「中国・香港・台湾」「ドイツとEU諸国」など、国や地域別に、池上さんが独自に選ぶ6つのテーマで解説していく予定です。
著:池上 彰
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