2024年1月4日(木)〜26日(金)
◆入場料金(当日券のみ)
◆サイレント作品(作品記号A〜E)
≪活弁&生伴奏付き≫¥2200均一
≪生伴奏付き≫¥2000均一
*ポイントカード招待券、割引優待券はご利用できません
◆トーキー作品(作品番号1〜12)
一般¥1300/シニア¥1100/学生¥900
■小津安二郎(おづ・やすじろう)略歴■1903(明治36)年12月12日、東京深川生まれ。三重県立宇治山田中学を卒業し、'23年、松竹蒲田撮影所に撮影部助手として入社。1年の兵役を経て、大久保忠素の助監督となる。'27年、野田高梧の脚本による時代劇『懺悔の刃』で監督デビュー。'32年の『生れてはみたけれど』から『出來ごころ』『浮草物語』で3年連続のキネマ旬報ベストワンを獲得し、最初の絶頂期を迎える。'37年応召し'39年まで中国戦線を転戦。4度目のベストワンを得た『戸田家の兄妹』をはさみ、'43年から軍報道部映画班員としてシンガポールに滞在し、'46年帰国。戦後3作目の『晩春』で5度目のベストワンを得、以来、日本映画界を代表する巨匠として傑作を連打した。主要な国際映画祭への出品はなされず、国際的な認知は黒澤明、溝口健二に遅れたが、'57年にロンドンのナショナル・フィルム・シアターで上映された『東京物語』が絶賛を博し、年間最優秀映画に選出されたことを契機に、世界的な評価を高めていった。'63年12月12日、60歳の誕生日に死去。
『東京の女』 昭和8年 白黒 出演:岡田嘉子、江川宇礼雄、田中絹代、奈良眞養
『浮草物語』 昭和9年 白黒 出演:坂本武、飯田蝶子、三井秀男(弘次)、坪内美子、八雲理恵子(恵美子)
『青春の夢いまいづこ』 昭和7年 白黒 出演:江川宇礼雄、田中絹代、斎藤達雄、大山健二、笠智衆
『その夜の妻』 昭和5年 白黒 出演:岡田時彦、八雲恵美子、市村美津子、山本冬郷、斎藤達雄
『非常線の女』 昭和8年 白黒 出演:田中絹代、岡譲二、水久保澄子、三井秀夫(弘次)、逢初夢子
◆「※音声不良あり」=特に原版の保存状態が悪くノイズが入る・セリフが聞き取りにくい等の状態がございますことを予めご了承ください
『晩春』 昭和24年 白黒 出演:原節子、笠智衆、月丘夢路、杉村春子、桂木洋子
『一人息子』 昭和11年 白黒 出演:飯田蝶子、日守新一、坪内美子、吉川満子、坂本武 ※音声不良あり
『長屋紳士録』 昭和22年 白黒 出演:飯田蝶子、青木放屁、吉川満子、河村黎吉、坂本武、笠智衆
『お茶漬の味』 昭和27年 白黒 出演:佐分利信、木暮実千代、津島恵子、淡島千景、鶴田浩二、笠智衆
『淑女は何を忘れたか』 昭和12年 白黒 出演:栗島すみ子、齋藤達雄、桑野通子、佐野周二、吉川満子
『麥秋』 昭和26年 白黒 出演:原節子、淡島千景、笠智衆、佐野周二、杉村春子
『東京物語』 昭和28年 白黒 出演:笠智衆、原節子、東山千栄子、香川京子、杉村春子
『早春』 昭和31年 白黒 出演:池部良、岸恵子、淡島千景、高橋貞二、須賀不二夫
『戸田家の兄妹』 昭和16年 白黒 出演:佐分利信、高峰三枝子、葛城文子、吉川満子、斎藤達雄、桑野通子 ※音声不良あり
『父ありき』 昭和17年 白黒 出演:笠智衆、佐野周二、坂本武、水戸光子、佐分利信 ※音声不良あり
『風の中の牝鶏』 昭和23年 白黒 出演:田中絹代、佐野周二、村田知英子、笠智衆、坂本武 ※音声不良あり
『東京暮色』 昭和32年 白黒 出演:有馬稲子、原節子、笠智衆、山田五十鈴、信欣三
天池穂高 Amaike Hodaka /ピアノ
東京藝術大学音楽学部作曲科卒、同大学院修了。フィルムセンター(現・国立映画アーカイブ)「小津安二郎の藝術」等の企画にて、サイレント映画の伴奏を担当。作編曲活動に加えて、バレエのレッスンピアニストとしても活動している。
神浮ヲり Kozaki Eri /ピアノ
国立音楽大学、パリ国立高等音楽院卒業。作曲、作曲理論、即興演奏、室内楽の学位を取得後、作曲家・ピアニスト・即興演奏家として活躍。近年は映画伴奏に力を入れており、ポルデノーネ無声映画祭など国際映画祭に招待されるなど、国内外で活躍している。
小林弘人 Kobayashi Hiroto /ピアノ
東京藝術大学大学院作曲科修了。サイレント映画の伴奏者として、これまでに国立映画アーカイブ、東京国際映画祭などに出演。東京藝術大学特任准教授。東京音楽大学、洗足学園音楽大学各非常勤講師。
竹内理恵 Takeuchi Rie /サックス
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。クラシックで培った技術を基盤にマルチリード奏者として多方面で活躍。MUSIC for ISOLATION、頭脳警察での活動に加え、「春画先生」「青春ジャック〜止められるか、俺たちを2〜(来春公開)」等、劇伴への参加も多数。
坂本頼光 Sakamoto Raikou
2000年、弁士デビュー後、時代劇作品を主に、各所で活弁ライブを行う。これまでの説明作品は約100本。平成28年度国立演芸場・花形演芸大賞銀賞、平成30年度同賞金賞受賞。周防正行監督『カツベン!』では出演のほか出演者の弁士指導を担当した。