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映画監督・溝口健二――悲恋の女たち

上映期間

2020年7月18日(土)〜24日(祝・金)

東京・湯島出身の溝口健二が、 1920年、日活向島撮影所に入社し、 その映画人生をスタートさせて、今年で百年。 近年のカンヌ国際映画祭でリマスター版が上映されるなど、 この世を去って60年以上経つ今でも世界中から注目される存在です。 女性映画の巨匠と呼ばれ、数々の名作を残しましたが、 今回は、悲恋もの4作品を厳選し上映します。 サイレント期の大傑作『瀧の白糸』も特別上映。 映画史に残る悲恋物語の名作を、ぜひスクリーンでご堪能ください。

◆入場料金(当日券のみ)

◆サイレント作品(作品記号4
=特別料金《活弁&ピアノ伴奏付き》¥2200均一/《ピアノ伴奏付き》¥2000均一
*ポイントカード招待券、割引優待券はご使用いただけません

◆トーキー作品(作品番号13)=一般¥1300/シニア¥1100/学生¥900

上映作品リスト

*全作品ともに監督:溝口健二

トーキー作品

1.

残菊物語』 昭和14年 白黒 出演:花柳章太郎、森赫子、高田浩吉、河原崎権十郎、梅村蓉子、志賀廼家弁慶  *デジタル上映

2.

武蔵野夫人』 昭和26年 白黒 出演:田中絹代、森雅之、片山明彦、山村聡、轟夕起子、進藤英太郎

3.

近松物語』 昭和29年 白黒 出演:長谷川一夫、香川京子、進藤英太郎、小澤榮、菅井一郎、田中春男  *デジタル上映

活弁&ピアノ生伴奏付きサイレント作品

4.

瀧の白糸』 昭和8年 白黒 出演:入江たか子、岡田時彦、村田宏壽、菅井一郎、ジョー・オハラ、浦辺粂子

*国立映画アーカイブ所蔵作品

【活動写真弁士】

坂本頼光  Sakamoto Raiko

2000年、弁士デビュー後、時代劇作品を主に、各所で活弁ライブを行う。これまでの説明作品は約80本。平成28年度国立演芸場・花形演芸大賞銀賞、平成30年度同賞金賞受賞。昨年公開の映画『カツベン!』では出演のほか出演者の弁士指導を担当した。

【ピアノ奏者】

神浮ヲり  Kozaki Eri

国立音楽大学、パリ国立高等音楽院卒業。作曲、作曲理論、即興演奏、室内楽の学位を取得後、作曲家・ピアニスト・即興演奏家として活躍。近年は映画伴奏に力を入れており、ポルデノーネ無声映画祭など国際映画祭に招待されるなど、国内外で活躍している。

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