上映中の作品
オールスター映画 夢の祭典
1. 娘の冒険
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監督：島耕二
原作：中野実「パパの青春」
S33('58) 大映東京
カラー
シネスコ
1時間47分
脚本：長谷川公之
撮影：小原譲治
音楽：大森盛太郎
美術：下河原友雄
出演：野添ひとみ、京マチ子、山本富士子、若尾文子、上原謙、川口浩、中村鴈治郎、北林谷栄、船越英二
父を意中の人と再婚させようと、女子大生がボーイフレンドを巻き込んで大活躍。京マチ子、山本富士子、若尾文子の大映三大女優が一堂に会するオールスター映画。
2. 美貌に罪あり
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監督：増村保造
原作：川口松太郎
S34('59) 大映東京
カラー
シネスコ
1時間27分
脚本：田中澄江
撮影：村井博
音楽：塚原晢夫
美術：渡辺竹三郎
出演：山本富士子、若尾文子、野添ひとみ、杉村春子、勝新太郎、川口浩、川崎敬三
東京近郊の農園の三姉妹を描いたメロドラマ。「桜の園」を下敷きに、舞踊家の長女山本富士子、スチュワーデスの次女若尾文子らの豪華共演を、若き増村がテンポよく演出。
3. 婚期
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監督：吉村公三郎
S36('61) 大映東京
カラー
シネスコ
1時間38分
脚本：水木洋子
撮影：宮川一夫
音楽：池野成
美術：間野重雄
出演：京マチ子、若尾文子、野添ひとみ、高峰三枝子、北林谷栄、藤間紫、船越英二
兄嫁の京マチ子をいびり抜く、若尾文子と野添ひとみの小姑たちの家庭内闘争を描く喜劇。家政婦の北林谷栄の達者な芸が哄笑をさそう。女性映画の名匠吉村の傑作。
4. 黒い十人の女
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監督：市川崑
S36('61) 大映東京
白黒
シネスコ
1時間43分
脚本：和田夏十
撮影：小林節雄
音楽：芥川也寸志
美術：下河原友雄
出演：山本富士子、岸恵子、中村玉緒、岸田今日子、宮城まり子、船越英二
漁色家のテレビプロデューサーが、妻と9人の女たちから復讐される。市川崑のスタイリッシュな異色作で、本作が唯一の共演となる山本富士子と岸恵子が美を競う。
5. 東京の休日
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監督：山本嘉次郎
S33('58) 東宝
カラー
シネスコ
1時間27分
脚本：井手俊郎、山本嘉次郎
撮影：山崎市雄
音楽：松井八郎
美術：浜上兵衛
出演：山口淑子、久慈あさみ、上原謙、八千草薫、司葉子、小林桂樹、宝田明、小泉博、三船敏郎、森繁久弥、池部良、原節子
山口淑子の引退記念映画。アメリカから凱旋したデザイナーに近づく人々の胸算用を描く豪華なコメディ。レビューやファッションショーにも東宝スターが大挙出演。
6. 春を待つ人々
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監督：中村登
S34('59) 松竹大船
カラー
シネスコ
1時間39分
脚本：柳井隆雄、沢村勉
撮影：厚田雄春
音楽：武満徹
美術：芳野尹孝
出演：佐分利信、有馬稲子、岡田茉莉子、高千穂ひづる、佐田啓二、高橋貞二、田村高広、桑野みゆき、水戸光子、小林トシ子、沢村貞子、伊藤雄之助
参議院選挙に出馬した老政治家をめぐる人間模様を描くヒューマンドラマ。当時ライバルと喧伝された岡田茉莉子と有馬稲子の共演も貴重な松竹オールスター作品。
7. 小早川 家の秋
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監督：小津安二郎
S36('61) 宝塚映画
カラー
スタンダード
1時間43分
脚本：野田高梧、小津安二郎
撮影：中井朝一
音楽：黛敏郎
美術：下河原友雄
出演：原節子、司葉子、新珠三千代、中村鴈治郎、小林桂樹、宝田明、森繁久弥、浪花千栄子、団令子、杉村春子、加東大介、白川由美、藤木悠
晩年の小津作品はすべてがオールスター映画だが、本作は東宝系の宝塚映画に出向いて撮った作品。没落していく大阪の造り酒屋の物語を東宝スターの豪華共演で描く。
8. 沈丁花
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監督：千葉泰樹
S41('66) 東宝
カラー
シネスコ
1時間46分
脚本：松山善三、千葉泰樹
撮影：中井朝一
音楽：黛敏郎
美術：阿久根巌
出演：京マチ子、司葉子、団令子、星由里子、杉村春子、仲代達矢、小林桂樹、宝田明、田辺靖雄、小泉博、三木のり平、夏木陽介、高島忠夫、藤木悠、佐藤允、有島一郎、加東大介
京マチ子を主演に迎えた、華やかな東宝ホームドラマ。歯科医を営む長女をかしらにした女系家族の四姉妹の結婚問題を、東宝ならではの明るさと芸達者の共演で綴る。
9. 忠臣蔵 花の巻 雪の巻
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監督：稲垣浩
S37('62) 東宝
カラー
シネスコ
3時間27分（途中休憩あり）
脚本：八住利雄
撮影：山田一夫
音楽：伊福部昭
美術監督：伊藤熹朔
美術：植田寛
出演：松本幸四郎、原節子、加山雄三、司葉子、三船敏郎、三橋達也、宝田明、市川染五郎、加東大介、河津清三郎、小林桂樹、池部良、森繁久弥、フランキー堺、上原謙、新珠三千代、団令子、星由里子、池内淳子、淡路恵子、草笛光子
オールスター映画の代名詞である忠臣蔵の、巨匠稲垣による決定版。大石に松本幸四郎、浅野内匠頭に加山雄三という布陣。大石の妻りくを演じた原節子の引退作でもある。
10. ギャング対Ｇメン
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監督：深作欣二
S37('62) 東映東京
カラー
シネスコ
1時間23分
脚本：但島栄
撮影：山沢義一
音楽：河辺公一
美術：北川弘
出演：鶴田浩二、佐久間良子、丹波哲郎、千葉真一、梅宮辰夫、沢たまき、加藤嘉
Ｇメンとなった元やくざが、ギャングと闘う。当時、新進気鋭の深作欣二がスピーディーに描き過ぎ、オールスター映画なのに83分の長さとなり会社の不興を買った逸話がある。
11. 嵐の勇者たち
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監督：舛田利雄
S44('69) 日活
カラー
シネスコ
1時間40分
脚本：永原秀一
撮影：山崎善弘
音楽：伊部晴美
美術：木村威夫
出演：石原裕次郎、渡哲也、吉永小百合、浜美枝、山本陽子、梶芽衣子、二谷英明、浜田光夫、宍戸錠、川地民夫、藤竜也、和田浩治
暗黒街のボスを倒そうと、同時に行動を起こした二つのグループの男たちが曲折の末、団結して闘う。吉永小百合も加わった日活オールスターによる豪華なアクション篇。
12. 関東緋桜一家
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監督：マキノ雅広
S47('72) 東映京都
カラー
シネスコ
1時間42分
脚本：笠原和夫
撮影：わし尾元也
音楽：木下忠司
美術：富田治郎
出演：藤純子、鶴田浩二、高倉健、若山富三郎、菅原文太、木暮実千代、南田洋子、水島道太郎、嵐寛寿郎、遠藤辰雄、笠置シヅ子、藤山寛美、片岡千恵蔵
梨園に嫁いだ藤純子の引退記念映画。明治末期の柳橋を舞台に、鳶の頭となる鉄火芸者の活躍を描く。彼女のもとに参集した東映オールスターをさばいたマキノ雅広の遺作。
13. 源氏物語
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監督：吉村公三郎
原作：紫式部
S26('51) 大映京都
白黒
スタンダード
2時間4分
脚本：新藤兼人
監修：谷崎潤一郎
校閲：池田亀鑑
撮影：杉山公平
音楽：伊福部昭
美術：水谷浩
出演：長谷川一夫、大河内伝次郎、木暮実千代、京マチ子、乙羽信子、水戸光子、東山千栄子、長谷川裕見子、相馬千恵子、進藤英太郎、上山草人
光源氏を長谷川一夫が演じ、大映創立十周年記念映画として製作された絢爛たる王朝絵巻。華麗な吉村演出と、戦後の源氏ブームを反映して大ヒットを記録した。
※16mmで上映
14. 新・平家物語 義仲をめぐる三人の女
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監督：衣笠貞之助
原作：吉川英治
S31('56) 大映京都
カラー
スタンダード
2時間1分
脚本：衣笠貞之助、成沢昌茂、辻久一
撮影：杉山公平
音楽：斎藤一郎
美術：柴田篤二
出演：長谷川一夫、京マチ子、山本富士子、高峰秀子、大河内伝次郎、黒川弥太郎、中村玉緒
吉川英治の「新・平家物語」を、大映が三部にわけて映画化した二作目。木曽義仲を演じた長谷川のもとに、京マチ子と山本富士子、そして高峰秀子が加わった華麗なスペクタクル劇。
15. 惜春鳥
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監督：木下惠介
S34('59) 松竹大船
カラー
シネスコ
1時間42分
脚本：木下惠介
撮影：楠田浩之
音楽：木下忠司
美術：梅田千代夫
出演：有馬稲子、佐田啓二、川津祐介、津川雅彦、小坂一也、石浜朗、中村豊三、十朱幸代、笠智衆
会津若松を舞台にした松竹若手オールスターの青春群像劇を、佐田と有馬の悲恋を交えて描く木下惠介の秀作。青春のはかなさを見事に謳い上げる演出手腕に酔う。
16. 千客万来
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監督：中村登
S37('62) 松竹大船
カラー
シネスコ
1時間21分
脚本：野田高梧、柳井隆雄、富田義朗
撮影：厚田雄春
音楽：池田正義
美術：佐藤公信
出演：岡田茉莉子、佐田啓二、桑野みゆき、鰐淵晴子、岩下志麻、津川雅彦、川津祐介、高千穂ひづる、山村聰、伊藤雄之助、瑳峨三智子、伴淳三郎
家事を分担する新世代夫婦をとりまく賑やかな松竹スターの群像劇が、岡田茉莉子の新春を寿ぐ艶やかな舞で幕を閉じる。スター顔見せが楽しい典型的お正月映画。
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