小学館新書

無理ゲー社会

無理ゲー社会
ためし読み
定価
924円(税込)
発売日
判型/頁
新書判/288
ISBN
9784098254002

電子版情報

価格
各販売サイトでご確認ください
配信日
2021/07/29
形式
ePub
〈 書籍の内容 〉
人生の攻略難易度はここまで上がった。
〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)

才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。

13万部を超えるベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。
〈 目次をみる 〉
はじめに 「苦しまずに自殺する権利」を求める若者たち

PART1 「自分らしく生きる」という呪い

1 『君の名は。』と特攻
知覧のスピリチュアル体験/世界を救うより「自分らしく」生きる/世界はますます「リベラル」になっている/「夢の洪水」に溺れかけている若者たち/わたしたちは「ばらばら」になっていく/アメリカ人の4人に1人は親友がいない/愛情空間・友情空間・貨幣空間/わたしたちは孤立しているのではなく、つながっている/性愛の肥大化と友だちの消滅/スクールカーストの世界/ヴァーチャルな評判でつながる世界/「リベラル化」がすべての問題を引き起こしている

2 「自分さがし」という新たな世界宗教
カウンターカルチャーへの賛歌/超エリートの秘密/「愛されることも、愛することもない」敗残者/バークレーで生まれ変わる/自分のセクシャリティと決着をつける/43歳の初体験/法学教授から「魔法使い」へ/「優越」と「劣等」の二重のアイデンティティ/そして新たな分断線が引かれた

PART2 知能格差社会

3 メリトクラシーのディストピア
メリットによって人民が支配される社会/階級社会から「知能による格差」へ/才能の貴族制度/5年ごとに知能テストを受ける/絶望死からAIまで/知能の高い女がポピュリズムを牽引する?/ポピュリストと偽善者/サンデルが告発するメリトクラシー社会/経済的報酬と道徳を切り離す/「運の平等主義」という遺伝決定論/哲学芸人のパフォーマンス

4 遺伝ガチャで人生が決まるのか?
メリトクラシーは人間の本能/日本人の3分の1は日本語が読めない/アメリカ人の半分は仕事に必要なスキルをもっていない/子育ての努力には意味がない/遺伝なのか、環境なのか/「頑張れない」を許さない残酷な社会/「進化論的リベラル」へ

PART3 経済格差と性愛格差

5 絶望から陰謀が生まれるとき
「白人差別」のレイシズム/「下級国民の王」トランプ/「絶望死」というパンデミック/非大卒は大卒より2倍も死んでいる/経済格差は諸悪の根源ではない/「黒人化」するプアホワイト/日本の非大卒は「教育」に期待しなくなった/大卒エリートの所得も増えなくなった/脳は陰謀論で思考する/「公正」な世界を取り戻す闘い

6 「神」になった「非モテ」のテロリスト
2人の「テロリスト」/「不細工には生きる意味がない」/告白と失恋/「なりすまし」の投稿/「何か壊れました。私を殺したのはあなたです」/「不細工キャラ」から覗く傷口/女神化と一発逆転/男は競争し、女が選択する/「貧乏な男はモテない」現実/女が自立すると非モテが増える/非モテが「神」になるとき/「大きく黒い犬」と「人間廃棄物」/「無理ゲー」から解放されて

PART4 ユートピアを探して

7 「資本主義」は夢を実現するシステム
一夜明けたら「サイテーの人間」/夢をかなえるタイムマシン/シリコンバレーの「夢ビジネス」/「富のベルカーブ」が崩れていく/後期近代というロングテールの完成/平等な世界をもたらす四騎士/億万長者がどこにでもいる世界/「脱物質化」という奇跡/夢をあきらめることはできない/「苦しまずに自殺する権利」を求める理由

8 「よりよい世界」をつくる方法
移民にもUBIを支給するのか/「日本人」はいくらでも増やせる/MMTへの3つの疑問/国家が「最後の雇い手」になる/「政府による雇用保障」プログラムとは?/資本主義より残酷なディストピア/功利主義的な富裕税/超富裕税が“左派ポピュリズム"の主流へ/結婚に失敗すると社会の最底辺に突き落とされる社会/「積極的雇用政策」は誰に有効なのか/男の失業者とシングルマザーの母集団はちがう/コロナでわかった「日本の敗戦」/デジタル通貨を使った「負の所得税」/合理的な選択に誘導する「ナッジ」/社会を合理的に設計する「メカニカル・デザイン」/市場原理から「共産主義」に至る道

エピローグ 「評判格差社会」という無理ゲー
原理的に解決不可能な問題/レイプができないようにデザインされた進化/「生まれてこなければよかった」という思想/世界は「ばらばら」になるように物理的に決定されている/エリート層と無用者階級/知能を強化するテクノロジー/機械生命体ボーグのようになっていく

あとがき 才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア
〈 電子版情報 〉
無理ゲー社会(小学館新書)
Jp-e : 098254000000d0000000
人生の攻略難易度はここまで上がった。

〈きらびやかな世界のなかで、「社会的・経済的に成功し、評判と性愛を獲得する」という困難なゲーム(無理ゲー)をたった一人で攻略しなければならない。これが「自分らしく生きる」リベラルな社会のルールだ〉(本書より)

才能ある者にとってはユートピア、それ以外にとってはディストピア。誰もが「知能と努力」によって成功できるメリトクラシー社会では、知能格差が経済格差に直結する。遺伝ガチャで人生は決まるのか? 絶望の先になにがあるのか? はたして「自由で公正なユートピア」は実現可能なのか──。

ベストセラー『上級国民/下級国民』で現代社会のリアルな分断を描いた著者が、知能格差のタブーに踏み込み、リベラルな社会の「残酷な構造」を解き明かす衝撃作。

レビューを見る(ネタバレを含む場合があります)>>

作者の豊富な知識に驚愕。(60代 男性) 2021.10.5

現代の社会のことがよく分かりました。(30代 男性) 2021.9.11

橘玲さんの本は殆ど読んでいますが、本書は今までにない切り口で大変驚いた印象です。(50代 男性) 2021.9.4

購入のきっかけは、知能は遺伝でほぼ決まると言う事実を本書で確認したかったため。(50代 男性) 2021.8.19

タイトルに目が止まりました 夢の洪水に溺れると言う表現も巧みだなと思いました(20代 女性) 2021.8.15

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