小学館101新書

江戸の名所

お上り武士が見た華の都

江戸の名所
ためし読み
定価
本体700円+税
発売日
判型/頁
新書判/192
ISBN
9784098251117
〈 書籍の内容 〉
日記から探る世界最大の都市、江戸の魅力
万延元年(1860)に紀州から江戸に下った紀州藩の下級武士、酒井伴四郎は元来几帳面な性格だったのか、5月11日から11月晦日までの195日間、一日も欠かさずその日の行動を日記に記し、小遣い帳をつけていました。
 当時、数えで27歳の伴四郎の主な仕事は「衣紋稽古」、今でいう着付けを教えることでしたが、勤務は3~4日に一回、しかも午前中のみ。残りは自由時間でひんぱんに江戸見物をしていることが日記から読み取れます。195日の江戸滞在中、外出すること、なんと117回。名所をめぐり、名物を口にして、江戸滞在を存分に楽しんでいることがわかります。
 彼の優雅な江戸滞在日記を読み解いていくことで、当時世界最大の都市であった江戸の名所を、その歴史的成り立ち、当時の評判、さらにはそれぞれの場所の名物まで、豊富なエピソードを交えて紹介していきます。
 2011年度、第六回江戸文化歴史検定のお題「江戸の名所」の関連図書でもある本書は、今なお当時の面影が残る現在の東京を楽しむ事ができる一冊になっています。

〈 目次をみる 〉
目次 原稿


序 章  江戸勤番武士の生活…………………山本博文…………………9

第一章  まずは江戸全体を眺める…………………………………………27
大名小路/愛宕山/湯島天満宮(湯島神社・湯島天神)
上野/霞ヶ関

第二章  気楽な繁華街「四谷・赤坂」……………………………………41        
山王権現社(日枝神社)/豊川稲荷(豊川稲荷東京別院)
京極家金比羅大権現/氷川明神社(赤坂日川神社)
市谷八幡

第三章  江戸を見守る「上野・神田」……………………………………53
寛永寺/不忍池/駿河台
神田大明神(神田神社・神田明神)/柳原土手
根津権現社(根津神社)/道灌山

第四章  華の都の中心「日本橋・京橋」…………………………………53
日本橋/日本橋魚河岸/日本橋界隈/長崎屋

第五章  江戸随一の繁華を誇る「浅草」…………………………………76
浅草寺/歳の市・蓑市/浅草奥山/太郎稲荷
真土山聖天宮(待乳山聖天宮)
大鳥大明神社(鷲神社)/新吉原遊女町/今戸
朝日神明宮(石浜神社)

第六章  浅草に匹敵する娯楽あふれる「両国」…………………………97
両国橋/両国橋西詰広小路/両国橋東詰/回向院

第七章  閑静で風光明媚な「向島」………………………………………113
隅田川の堤(墨堤)/長命寺/白鬚明神社(白髭神社)
三囲稲荷社(三囲神社)/牛御前王子権現社(牛島神社)
木母寺/秋葉大権現(秋葉神社)/新梅屋敷(向島百花園)
宰府天満宮(亀戸天神)/梅屋敷

第八章  新興地の活気あふれる「本所・深川」…………………………131
霊巌寺/永代橋/富岡八幡宮/三十三間堂
洲崎弁財天(洲崎神社)

第九章  行楽の別天地「王子・染井」……………………………………139
伝通院/白山神社/染井/飛鳥山
王子権現社(王子神社)/王子稲荷社(王子稲荷神社)
鬼子母神堂(雑司ヶ谷鬼子母神)/万昌院

第一〇章 幕末動乱直前の「芝・目黒・品川」……………………………151
増上寺/飯倉神明宮(芝大明神)/赤羽水天宮
泉岳寺/目黒不動堂(目黒不動)/御殿山
品川塾/東海禅寺(東海寺)/海晏寺

第一一章 健脚の江戸人が通う「西の郊外」………………………………169
太宗寺/中野桃園/妙法寺
大宮八幡宮/井頭の池(井の頭池)/横浜

結 び──酒井伴四郎がいた幕末という時代──……………………180

参考文献……………………………………………………………………188

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