十代目金原亭馬生 東横落語会 CDブック

十代目金原亭馬生 東横落語会 CDブック
ためし読み
価格
38500円(税込)
発売日
判型/頁
B5判/104
ISBN
9784094801286
〈 書籍の内容 〉
馬生の真髄に迫る50席、初出し46席!
父・志ん生と弟・志ん朝。ふたりの名人にはさまれて、馬生の姿は長らく霞んでいました。世に出た音源はふたりに比べて少なく、偏った印象がひとり歩きしています。名人が顔を揃えた東横落語会で、テープに残された馬生音源は100席以上。愛弟子の五街道雲助師と、録音エンジニアの草柳俊一氏が選定にあたり、初商品化46席を含む50席を、CD20枚に収めました。

馬生の口演をこれだけの規模で集成するのは、過去に例がありません。墨絵のようにしっとり語り上げる『お初徳兵衛』『お富与三郎』『夢の瀬川』。漫画的なデフォルメの効いた『あくび指南』『垂乳根』。恨みや絶望を深くえぐる『江島屋』『豊志賀』。滑稽の極みから人情噺まで、幅広い演目をひとりの噺家が演じて、他の追随を許さないという事実に、スタッフ一同、驚きを禁じ得ませんでした。志ん生とも志ん朝とも異なる、深い人間理解に基づく語り口は、聴いたあとに深い余韻を残します。

商品化にあたっては、全音源をテープから新たにデジタル・マスタリング。大ホールを沸かせた馬生の本領が、臨場感たっぷりによみがえります。没後38年、瞠目するなら今、です。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
企画にあたって、東横落語会に残された100席以上の音源を、繰り返し聴き込みました。そして聴くほどに、「淡々として美しい」従来の馬生のイメージが塗り替えられていきました。そうして選ばれたのが、下記の50席です。

【収録音源一覧(公演順)】
★=初商品化音源 ☆=初商品化演目
三軒長屋★ 昭和44年10月28日/第106回東横落語会
つづら★ 昭和44年10月28日/第106回
溲瓶★ 昭和47年2月28日/第134回
花筏★ 昭和49年2月27日/第158回
花見の仇討★ 昭和49年4月30日/第160回
大坂屋花鳥★ 昭和49年5月31日/第161回
文七元結★ 昭和49年8月30日/第164回
今戸の狐★ 昭和50年1月28日/第169回
狸賽★ 昭和50年4月28日/第172回
垂乳根★☆ 昭和50年5月30日/第173回
たがや★ 昭和50年6月27日/第174回
酢豆腐★ 昭和50年8月29日/第176回
笠碁★ 昭和50年9月29日/第177回
柳田格之進★ 昭和50年10月31日/第178回
死ぬなら今★☆ 昭和50年12月28日/第180回
首ったけ★ 昭和50年12月28日/第180回
妾馬(八五郎出世)★ 昭和51年1月30日/第181回
辰巳の辻占★ 昭和51年3月29日/第183回
千両蜜柑★ 昭和51年8月30日/第188回
目黒のさんま★ 昭和51年11月30日/第191回
湯屋番★☆ 昭和51年12月28日/第192回
もう半分★ 昭和51年12月28日/第192回
ざる屋★ 昭和52年1月31日/第193回
お富与三郎~島抜け★ 昭和52年2月28日/第194回
長屋の花見★ 昭和52年4月27日/第196回
明烏★ 昭和52年5月30日/第197回
真景累ヶ淵~豊志賀★ 昭和52年7月29日/第199回
お見立て 昭和52年8月30日/第200回
王子の狐★ 昭和52年8月30日/第200回
青菜 昭和53年7月31日/第211回
そば清★ 昭和53年8月30日/第212回
干物箱★ 昭和53年9月29日/第213回
肥瓶★☆ 昭和53年11月29日/第215回
鰍沢 昭和54年1月31日/第217回
お富与三郎~与三郎の死★ 昭和54年6月29日/第222回
お血脈★ 昭和54年7月30日/第223回
あくび指南★ 昭和54年9月28日/第225回
幾代餅★ 昭和54年11月30日/第227回
替り目★ 昭和55年1月30日/第229回
百年目★☆ 昭和55年3月24日/第231回
牡丹灯籠~忠僕孝助★☆ 昭和55年7月29日/第235回
天狗裁き★ 昭和55年8月27日/第236回
道具屋★ 昭和55年11月28日/第239回
うどん屋★ 昭和55年12月29日/第240回
夢の瀬川★☆ 昭和56年1月27日/第241回
江島屋★☆ 昭和56年2月27日/第242回
紀州★ 昭和56年4月27日/第244回
らくだ 昭和56年6月29日/第246回
お初徳兵衛★ 昭和56年8月31日/第248回
文違い★ 昭和56年12月29日/第252回

個人的にとくに驚いたのが、演目自体が初商品化となる『垂乳根』『肥瓶』『湯屋番』です。独特のクスグリがてんこ盛りなうえに、無責任で飄々とした人物像がいかにも落語的。もちろん、人情噺の素晴らしさも想像以上。『お初徳兵衛』や『豊志賀』のラストシーンには、画家になりたかったという馬生の素養がよく表れています。『お富与三郎~島抜け』のラストに至っては、パノラマ映画のエンディングのよう。

でも数ある好演をさしおいて、もっとも聴いていただきたいのは晩年の『江島屋』です。ひとり娘を失い、お金にも食べ物にも興味を示さず、ただひたすら江島屋への復讐のために生きる。老婆の底なしの絶望が、聴く者を震撼させます。親の七光りと陰口された境遇を乗り越えて、馬生が到達したひとつの極点かもしれません。

【初回出荷特典も東横からの蔵出し】
初回出荷特典として、東横落語会から蔵出し音源2席を収録したCDが付きます。1席は『お楽しみ連鎖落語・早桶屋』(昭和49年12月28日/第168回)。馬生の語る『早桶屋(付き馬)』がラストで芝居仕立てになり、小さんが早桶屋のおやじ、圓生が吉原の若い者として登場。絶妙な配役が爆笑を誘います。東横の年末企画ならではの豪華キャストです。もう1席は『二番煎じ』(昭和52年12月28日/第204回)。出来は抜群なのですが、1か所だけ大きな言い間違いがあり、それを直さずそのまま押し切っているという、いかにも馬生らしい口演です。1月17日までに書店(ネット書店含む)にてご予約いただければ、この特典盤CDも確実に入手いただけます。

つい話が長くなりました。あとは実際に音源を聴いていただくしかありません。馬生の生涯やお弟子さんの証言、池波志乃さんら三人の実娘の鼎談をまとめた愛蔵本とともに、たっぷりとお楽しみください。
〈 目次をみる 〉
1 或る落語家の肖像
12 東横落語界の馬生/山本益博
16 馬生の生涯/保田武宏
22 人物を作り込む/金原亭伯楽
25 役の心を演じる/五街道雲助
29 短い言葉で/十一代目金原亭馬生
33 三人娘鼎談/池波志乃・美濃部由紀子・上原寿美子
43 CD収録音源解説/和田尚久・草柳俊一
100 東横落語会 金原亭馬生 全191席 演目一覧
103 十代目金原亭馬生 略年譜

レビューを見る(ネタバレを含む場合があります)>>

副読本が内容豊かだけど簡潔にコンパクトにまとまっていて、馬生師匠の高座のようだなあと思いました。(50代 男性) 2021.4.19

初回購入特典CD (二番煎じ、付き馬)が欲しかった。同梱されている解説本が秀逸。(50代 男性) 2021.4.18

馬生師。何か味があります。 志ん朝師以上に、惹かれます。(50代 男性) 2021.4.18

番組の中で、十代目馬生の落語を聞いて、たいへん興味を持った。(70代 男性) 2021.4.17

あまり聞けない話しが、入っているので楽しみです。 (60代 男性) 2021.4.17

10代目金原亭馬生の魅力を再認識しました。生前はその魅力に気づけず、志ん生、志ん朝ばかりに興味が行っていて、馬生の晩年の高座の映像をTVの深夜放送で見て認識を新たにし、その後発売された落語研究会での馬生全集を購入してその魅力にしたっていましたが、今回東横落語会での貴重な音源が多数入手でき満足しています。(70代 男性) 2021.4.16

余りDVDなど出て無いから(60代 男性) 2021.4.12

古今亭志ん生、古今亭志ん朝と聞き比べのため(60代 男性) 2021.4.11

金原亭馬生の落語を~志ん朝の落語と聞き比べてみたかった。(60代 男性) 2021.4.9

馬生の全集が欲しかった。(70代 男性) 2021.4.7

 

「肥瓶

 

「垂乳根」

 

「笠碁」

小学館ch

あなたにオススメ!!

  • 落語CDブック 人形町末広 …
  • 東横落語会 立川談志(全1巻…
  • 春風亭一之輔のおもしろ落語入…
  • 噺のまくら
  • 立川談志を聴け
同じ著者の書籍からさがす
同じジャンルの書籍からさがす

発売日でさがす一覧へ