小学館文庫

『ぴあ』の時代

『ぴあ』の時代
ためし読み
定価
628円(税込)
発売日
判型/頁
文庫判/288
ISBN
9784094088168

電子版情報

価格
各販売サイトでご確認ください
配信日
2013/07/05
形式
XMDF,ePub
〈 書籍の内容 〉
起業の先駆『ぴあ』創始者の熱き闘いと青春
1972年7月、映画好きのある大学生の熱い気持ちから、ある一冊の雑誌が生まれる。「どこの映画館でどんな作品を上映しているか、そこへ行く道順が誰でもわかるように書かれていたらどれほど便利だろうか」。上京して大好きな映画を観て回るときに切実に感じた"思い"を形にしたのだ。そんな思いを共有し、「なんだかわからないけど面白そう」と集まってきた仲間たちによって『ぴあ』は形をなし、魂が吹き込まれていく。書店に置いてもらうまでの苦労、人々に認知されるまでの道のり、そして情熱と縁が生み出す、会社としての発展…。その後、『ぴあ』はだれもが知る雑誌となり、チケットぴあも生まれ、ぴあ社は日本のカルチャーを代表する会社となっていく。そんな、時代とともに歩んだ『ぴあ』は2011年7月休刊。そのすべてをあますところなく書ききった熱いビジネス書。そして、何よりフィクションより数倍面白い圧倒的でリアルな人間ドラマが心に迫る一冊です。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
ビジネス書であり、人間ドラマ。そして、この本を読むことは昭和から平成へのカルチャーをリアルに感じることでもあるのです。懐かしい映画や人名の数々。誰もが思わずその時代を、その時代を生きていた自分自身を懐かしく思い出すに違いありません。また、今回の表紙は『ぴあ』といえば、の及川正通氏。貴重な1冊です。解説は泉麻人氏。文庫のタイムマシンに乗って、昭和~平成のノスタルジックツアーを満喫してください。
〈 目次をみる 〉
序 章 『ぴあ』の休刊 009

  第1章 『ぴあ』の胎動 017
甘納豆ビジネス 018
パイオニア創業者からの手紙 021
上京、新宿へ 024
  学生運動に翻弄されて 027
中大映画研究会 030
映画の森へ 033
運命の出会い 037
自分たちに必要なもの 040    
時代が『ぴあ』を求める 043
  第2章 『ぴあ』の誕生 047
アパートで編集会議 048
父親の30万円 051
奇跡の「出会い系人脈」 054
読者と「対等」であること 057
立ち込める暗雲ーー流通の壁 060
ふたりの救世主 063
押入れの8000部 066
汗だくの飛び込み営業 069
8万人の潜在読者 072
飛躍の切り札--○ぴ(マルぴ)作戦 076
高須基仁の協力 079
及川正通を口説き落とす 081
『ぴあ』に集う人々 084
最後の自前配本 087
  第3章 『ぴあ』の躍進 091
  取次との攻防 092
  映画業界に即応する『ぴあ』 095
  映画ファンと名画座に支えられて 097
  イベントに結実する読者とのつながり 100
  オールナイト、34時間ぶっ通し 101
  「ぴあ展」で成長した『ぴあ』 104
  マガジンハウスカルチャーの対極にあるもの 111
  ぴあの社員教育 113
  『ぴあMAP』と『ぴあ手帳』 117
  押し寄せる「ニューメディア」の波 120
  「ぴあ世代」の映画監督たち 123
  隔週化する『ぴあ』 127
  世界の作家に目を向ける 130
  歌舞伎町を疾走! 134
  「ぴあフィルムフェスティバル」誕生 136
  第4章 『ぴあ』の挑戦 141
目白押しのイベント 142
「残り半分」  145
『CALENDAR』の試行錯誤 147
トリュフォーを呼びたい 150
フライト代はトリュフォーが負担 152
ヌーヴェル・ヴァーグの旗手、来日す 158
「チケットぴあ」プロジェクト、始動 159
電電公社のトップに接見 162
チケット検印問題 166
プレスタートは「キャッツ」 169
「そっちの勢力」に対する対策 172
ぴあをやっている意味 174
  第5章 『ぴあ』の成熟 177
絶妙の3人体制 178
「よし、やろう」◯PFFスカラシップ 179
ラテン系に振り回される 182
スカラシップ作品の1作目 184
85年、レンタルビデオ元年 186
ビデオ市場の誕生がもたらしたもの 188
ビデオブームを背景としたPFF 190
ネット以前の映画バイブル『ぴあシネマクラブ』 193
黒川文雄の退社 195
より広範なエンタテインメントの地へ 197
ホウ・シャオシェン秘録 200
  第6章 『ぴあ』の時代 205
駆け抜けた、最後の昭和 206
変わりゆく組織とぴあ 209
変わりゆく人とぴあ 211
ふたりの恩人 213

注釈 222
付録 『ぴあ』の時代 年表 245
参考文献 258
  あとがき 260
文庫版あとがき 269
解説
1950年生まれが作り出したユートピア
                泉麻人 278
〈 電子版情報 〉
『ぴあ』の時代
Jp-e : 094088160000d0000000
起業の先駆『ぴあ』創始者の熱き闘いと青春。

1972年7月、映画好きのある大学生の熱い気持ちから、ある一冊の雑誌が生まれる。「どこの映画館でどんな作品を上映しているか、そこへ行く道順が誰でもわかるように書かれていたらどれほど便利だろうか」。上京して大好きな映画を観て回るときに切実に感じた“思い"を形にしたのだ。そんな思いを共有し、「なんだかわからないけど面白そう」。と集まってきた仲間たちによって『ぴあ』は形をなし、魂が吹き込まれていく。書店に置いてもらうまでの苦労、人々に認知されるまでの道のり、そして情熱と縁が生み出す、会社としての発展…。その後、『ぴあ』はだれもが知る雑誌となり、チケットぴあも生まれ、ぴあ社は日本のカルチャーを代表する会社となっていく。そんな、時代とともに歩んだ『ぴあ』は2011年7月休刊。そのすべてをあますところなく書ききった熱いビジネス書。そして、何よりフィクションより数倍面白い圧倒的でリアルな人間ドラマが心に迫る一冊です。

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