小学館文庫

若殿八方破れ(五) 久留米の恋絣

若殿八方破れ(五) 久留米の恋絣
ためし読み
定価
792円(税込)
発売日
判型/頁
文庫判/336
ISBN
9784094071108
全巻を見る
〈 書籍の内容 〉
仇討ち旅、究極の試練は蠍!?
忠臣を殺された信州真田家の跡継ぎ・真田俊介らの仇討ち旅一行は、遂に有馬家21万石の城下町、筑後久留米に到着した。江戸を発ち、仇敵・似鳥幹之丞を剣術指南役に取り立てるという有馬家まで、遥かな旅路をともにしてきたのは、守り役の海原伝兵衛に、母の薬を求めて長崎に向かう女児おきみ。さらに、天才剣士・皆川仁八郎と入れ替わるようにして一行に加わった有馬家の姫君・良美と侍女の勝江。

この間、俊介は真田家の継嗣問題で私心を抱く国家老・大岡勘解由が放った刺客に何度も命を狙われた。いよいよ九州に至り、長崎街道木屋瀬宿で同宿した佐助と名乗った旅人も、なにやら、いわくありげだ。大岡も似鳥と組ませるべく、新たな刺客を久留米に送り込んだに違いない。

一方、本丸奥御殿に入った良美は、筆頭国家老・吉田玄蕃から父の藩主・頼房が蠍に刺されて人事不省に陥っていると知らされる。誰が大名家の藩主を狙ったのか。この期に及んで、似鳥はどんな手練手管を使って俊介に挑んでくるのか。良美が気を利かせて手配した薬は、おきみの手に届くのか。

多事多難の旅に思いも寄らぬ試練! 手に汗握る傑作廻国活劇、まさかの大団円!

レビューを見る(ネタバレを含む場合があります)>>

あなたにオススメ!

  • 勘定侍 柳生真剣勝負〈六〉 欺瞞
同じ著者の書籍からさがす
同じジャンルの書籍からさがす