小学館文庫

愛国商売

愛国商売
定価
本体750円+税
発売日
判型/頁
文庫判/448
ISBN
9784094067170
〈 書籍の内容 〉
気鋭の若手評論家の初小説!
南部照一は、孤独な自営業者だった。茨城県取手市在住。猫と車を愛する27歳の平坦な人生は、ネット上のとある出会いによって狂っていく。

ひょんなことから保守系言論人の勉強会に参加し、中堅警備会社「シュトケイ」の懸賞論文に応募するや、入選。一躍、保守論壇の新星に祭り上げられ、日本唯一の右派系テレビ局「よもぎチャンネル」レギュラー出演者への道が拓けていく。

順風満帆の照一だったが、彼が足を踏み入れたのは、野心と嫉妬が渦巻き、裏切りや出し抜きが横行する下劣な世界だった。論客同士のパイの奪い合いから、思いも寄らぬ襲撃事件が発生した――。

◎気鋭の若手論客、古谷経衡氏による初小説。単行本発売時、ネット右翼を騒然とさせた話題作が早くも文庫化! 解説に元外務省主任分析官・佐藤優氏。

<小説の体裁を取っているが、右派の論壇人としてデビューした古谷経衡氏にしか書けない優れた社会人類学的作品だ。21世紀の日本で、愛国心を道具にして、排外主義的ナショナリズムが生成していく過程が見事に描かれている。>――解説/作家・佐藤優氏
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
あらかじめ断っておきますが、ヘイト本ではありません。著者が身を置いた保守論壇の世界が冷笑的に描かれています。日本がうまくいかない理由のほぼ全てを既存のマスコミに求める陰謀論者・波多野謙、韓国には一度も行った経験がないのにネットの断片的な嫌韓情報をもとに「韓国経済崩壊」をしきりに説く土井賢治ほか、「ネット右翼」に崇められるカリスマ論客たちの残念すぎる生態が詳らかになります。
〈 目次をみる 〉
プロローグ とりでの主
第一章 公論の会
第二章 水戸街道
第三章 トーテンコップの嫉妬
第四章 プロデューサー谷
第五章 よもぎチャンネル
第六章 馬鹿の巣窟
第七章 DV男の金床
第八章 反日憎悪
第九章 期末定例総会
第十章 五分間増設問題
第十一章 講演会
第十二章 二枚舌政策
第十三章 地下の蠢動
第十四章 内戦勃発
第十五章 中間総会
第十六章 出羽部隊
第十七章 攻撃計画
第十八章 二点同時襲撃
第十九章 天罰
第二十章 照一の報復
エピローグ 愛国奴たちの午後

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