徒然草
ためし読み
定価
本体600円+税
発売日
判型/頁
文庫判/288
ISBN
9784094066654
〈 書籍の内容 〉
マンガで読む。巨匠で読む『徒然草』
 「つれづれなるままに、ひぐらし硯にむかひて」という序文で始まる兼好法師の書いた有名な随筆『徒然草』。平安時代の『枕草子』と並び、古典随筆の代表としてとりあげられている。
 実際、兼好は「枕草子」の作者である清少納言を意識しているところが随所に見られる。 若くして華やかな宮廷を去り、思索と体験とを重ねた作者・兼好の人生観、自然観照、追想、趣味など多岐にわたる内容が平淡優雅な和文で記されている。その根底には仏教的無常観を中心としつつ儒教的倫理観、道徳的人生観などがある。
 そのすべてを熟知した上で、『博多っ子純情』で青春を描いた長谷川法世が、現代にも通じる『不定』や『無常』をうまく表現している。『無常』に裏付けられたすべての物が、『いま』という一瞬に描かれて段が進むにつれてしみじみとした気持ちになり、読了後は兼好の気持ちが理解できるほどである。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
長谷川法世先生の描く吉田兼好がかわいらしくて、読み進めていくうちにどんどん好きになっていくのです。
学生の頃に「つれづれなるままに、ひぐらし、すずりにむかいて~」と暗唱させられた序文を改めて理解し、もう一度しっかり読み進めたいと思いました。とてもわかりやすい『徒然草』です。
〈 目次をみる 〉
つれづれなるままに 序段 5
いでや、この世に生れては 第一段 6
いにしへのひじりの御代の 第二段 9
よろづにいみじくとも 第三段 9
後の世の事、心にわすれず 第四段 10
不幸に愁にしづめる人の 第五段 10
わが身のやんごとなからん 第六段 10
あだし野の露きゆる時なく 第七段 11
世の人の心まどはす事 第八段 12
女は髪のめでたからんこそ 第九段 12
家居のつきづきしく 第十段 14
神無月の比 第一一段 16
おなじ心ならん人と 第一二段 17
ひとり灯のもとに 第一三段 19
和歌こそ、なほをかしき 第一四段 19
いづくにもあれ 第一五段 20
神楽こそなまめかしく 第一六段 20
山寺にかきこもりて 第一七段 20
人はおのれをつづまやかにし 第一八段 20
折節のうつりかはるこそ 第一九段 21
なにがしとかや言ひし世捨人 第二〇段 27
よろづのことは、月見るに 第二一段 27
なに事も、古き世のみぞ 第二二段 28
飛鳥川の淵瀬 第二五段 28
風も吹きあへず 第二六段 30
しづかに思へば 第二九段 31
人のなきあとばかり 第三〇段 31
雪のおもしろう降りたりし朝 第三一段 34
九月廿日の比 第三二段 34
手のわろき人の 第三五段 35
久しくおとづれぬ比 第三六段 35
名利に使はれて 第三八段 36
或人、法然上人に 第三九段 39
因幡国に 第四〇段 40
五月五日、賀茂の競馬 第四一段 40
唐橋中将といふ人の子に 第四二段 43
公世に二位のせうとに 第四五段 43
柳原の辺に 第四六段 45
或人、清水へまゐりけるに 第四七段 45
光親卿、院の最勝講奉行 第四八段 47
老来りて、始めて道を 第四九段 49
応長の比、伊勢国より 第五〇段 51
亀山殿の御池に 第五一段 53
仁和寺にある法師 第五二段 54
是も仁和寺の法師 第五三段 55
家の作りやうは 第五五段 58
久しく隔りて逢ひたる人の 第五六段 60
人の語り出でたる歌物語の 第五七段 62
道心あらば 第五八段 63
大事を思ひたたん人は 第五九段 65
真乗院に盛親増都とて 第六〇段 67
延政門院 第六二段 69
後七日の阿闍梨 第六三段 70
この比の冠は 第六五段 70
岡本関白殿 第六六段 70
筑紫に、なにがしの押領使 第六八段 71
書写の上人は 第六九段 73
元応の清暑堂の御遊に 第七〇段 74
名を聞くより、やがて面影は 第七一段 75
賤しげなるもの 第七二段 76
世に語り伝ふる事 第七三段 77
蟻のごとくに集まりて 第七四段 78
つれづれわぶる人は 第七五段 80
世の覚えはなやかなる 第七六段 81
この世に、その比人の 第七七段 81
今様の事どものめづらしきを 第七八段 81
何事も入りたたぬさま 第七九段 82
人ごとに、我が身にうとき事 第八〇段 83
屏風・障子などの絵も文字も 第八一段 85
うすものの表紙は 第八二段 86
竹林院入道左大臣殿 第八三段 87
法顕三蔵の、天竺にわたりて 第八四段 88
人の心すなほならねば 第八五段 89
惟継中納言は 第八六段 91
下部に酒飲まする事は 第八七段 92
或者、小野道風の書ける 第八八段 97
奥山に、猫またといふもの 第八九段 97
大納言法印の召し使ひし 第九〇段 98
赤舌日といふ事 第九一段 99
或人、弓射る事を習ふに 第九二段 100
牛を売る者あり 第九三段 102
常磐井相国 第九四段 104
その物に付きて 第九七段 105
尊きひじりの言ひ置きける事 第九八段 105
堀川相国は 第九九段 106
尹大納言光忠入道 第一〇二段 108
北の屋かげに消え残りたる雪 第一〇五段 109
高野証空上人 第一〇六段 110
女の物言ひかけたる返事 第一〇七段 111
寸陰惜しむ人なし 第一〇八段 116
高名の木登りといひしをのこ 第一〇九段 119
双六の上手といひし人に 第一一〇段 120
囲碁・双六好みて 第一一一段 120
明日は遠き国へ赴く 第一一二段 120
四十にもあまりぬる人の 第一一三段 122
今出川のおほい殿 第一一四段 122
宿河原といふところにて 第一一五段 124
寺院の号 第一一六段 127
友とするにわろき者 第一一七段 128
鎌倉の海に鰹といふ魚は 第一一九段 129
唐の物は 第一二〇段 129
養ひ飼ふものには 第一二一段 130
人の才能は 第一二二段 131
無益のことをなして 第一二三段 133
是法法師は 第一二四段 134
ばくちの負きはまりて 第一二六段 134
あらためて益なき事は 第一二七段 135
雅房大納言は 第一二八段 135
顔回は 第一二九段 137
物に争はず 第一三〇段 139
貧しき物は 第一三一段 140
高倉院の法華堂の三昧僧 第一三四段 141
資季大納言入道 第一三五段 146
花はさかりに 第一三七段 149
身死して財残る事は 第一四〇段 156
悲田院尭蓮上人は 第一四一段 156
心なしと見ゆる者も 第一四二段 159
人の終焉の有様の 第一四三段 162
栂尾の上人 第一四四段 163
御随身秦重躬 第一四五段 165
明雲座主 第一四六段 166
灸治、あまた所になりぬれば 第一四七段 167
四十以後の人 第一四八段 167
能をつかんとする人 第一五〇段 167
或人の云はく 第一五一段 169
西大寺静然上人 第一五二段 170
為兼大納言入道召し捕られて 第一五三段 171
この人、東寺の門に 第一五四段 171
世に従はん人は 第一五五段 173
筆を取れば物書かれ 第一五七段 176
盃の底を捨つる事は 第一五八段 177
みなむすびといふは 第一五九段 178
門に額かくるを 第一六〇段 178
花のさかりは 第一六一段 179
遍照寺の承仕法師 第一六二段 179
世の人あひ逢ふ時 第一六四段 180
吾妻の人の都の人に交り 第一六五段 181
人間の営みあへるわざ 第一六六段 181
一道に携はる人 第一六七段 182
年老いたる人の 第一六八段 185
さしたる事なくて 第一七〇段 186
若き時は 第一七二段 188
小野小町が事 第一七三段 190
小鷹によき犬 第一七四段 190
世には心得ぬ事の 第一七五段 191
ふれふれこゆき 第一八一段 199
四条大納言隆親卿 第一八二段 200
人突く牛をば角を切り 第一八三段 200
相模守時頼の母は 第一八四段 201
城陸奥守泰盛は 第一八五段 203
吉田と申す馬乗り 第一八六段 204
よろずの道の人 第一八七段 205
或者、子を法師になして 第一八八段 206
妻といふものこそ 第一九〇段 212
夜に入りて物のはえなし 第一九一段 214
神仏にも、人のまうでぬ日 第一九二段 216
くらき人の 第一九三段 216
達人の人を見る眼は 第一九四段 217
或人久我縄手を通りけるに 第一九五段 219
東大寺の神輿 第一九六段 219
諸寺の僧のみにもあらず 第一九七段 221
揚名介にかぎらず 第一九八段 221
横川行宣法印が申し侍りしは 第一九九段 221
呉竹は葉細く 第二〇〇段 222
退凡・下乗の卒都婆 第二〇一段 222
十月を神無月と言ひて 第二〇二段 222
勅勘の所に靫かくる作法 第二〇三段 223
犯人を笞にて打つ時は 第二〇四段 224
比叡山に 第二〇五段 224
徳大寺故大臣殿 第二〇六段 225
亀山殿建てられんとて 第二〇七段 227
経文などの紐を結ふに 第二〇八段 228
人の田を論ずるもの 第二〇九段 229
よろずの事は頼むべからず 第二一一段 230
秋の月は 第二一二段 233
御前の火炉に火を置く時は 第二一三段 234
平宣時朝臣 第二一五段 234
最明寺入道 第二一六段 237
或大福長者の言はく 第二一七段 238
狐は人に食ひつくものなり 第二一八段 241
四条黄門命ぜられて言はく 第二一九段 242
何事も辺土は 第二二〇段 244
建治・弘安の比は 第二二一段 246
陰陽師有宗入道 第二二四段 247
多久資が申しけるは 第二二五段 248
後鳥羽院の御時 第二二六段 249
千本の釈迦念仏は 第二二八段 251
よき細工は 第二二九段 251
五条内裏には 第二三〇段 251
すべて人は 第二三二段 252
万の咎あらじと思はば 第二三三段 254
人のものを問ひたるに 第二三四段 255
主ある家には 第二三五段 257
丹波に出雲といふ所あり 第二三六段 258
御随身近友が自讃とて 第二三八段 261
八月十五日、九月十三日は 第二三九段 266
しのぶの浦の蜑の見るめも 第二四〇段 266
望月のまどかなる事は 第二四一段 269
とこしなへに違順に使はるる 第二四二段 272
八つになりし年 第二四三段 274
『徒然草』作品解説 関谷浩 278
人生を見つめなおすために、エッセイを書く 玉村豊男 282
参考文献 286

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