小学館文庫

伊勢物語

伊勢物語
ためし読み
定価
本体610円+税
発売日
判型/頁
文庫判/304
ISBN
9784094066517
〈 書籍の内容 〉
マンガで読む。巨匠で読む。「伊勢物語」
「伊勢物語』の構成は歌と散文とに分けられるが、全てが歌であり散文である、とも言えるのではなかろうか。
主人公、昔男、すなわち在五中将、実在の六歌仙の一人、つまり在原業平となるが、業平のようで、業平でない。
その背中に、貴方と、君と、僕を乗せて人の無常を荷物として、恋路を旅する理想の男として『伊勢物語』の世界を駆け抜ける。
『古今和歌集』仮名序の業平の歌の評、「その心あまりてことばたらず」に対して、「細(こま)いこといいなさんな」とばかり、陽気な雲としてぽかりと浮かぶ、言葉足らず故の迫力と説得力と愛嬌は、『伊勢物語』の血となって全編を駆け巡る。
「ごちゃごちゃいわんで楽しみなはれ」と業平雲は女山の胸を越え、太股(ふともも)谷をわたり、老いの坂を越して、「つひにゆく道」へと繋がっていく。
しぼめる花の色なくて匂い残れるがごとし。
怪しの香を残して、『伊勢物語』は閉じる。
百年後に「言葉足らず」の業平は、『源氏物語』の光源氏として生まれかわり、『伊勢物語』の残り香はしぼめる花の中へと忍び入って、内から花弁を押し開くと、今一度しっとりと咲いてみせるのである。
黒鉄ヒロシ(本文より)
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
千年の時を生き抜いた歌物語の元祖『伊勢物語』を、黒鉄ヒロシが画期的ビジュアル化!! 在原業平の伝記ともいわれる平安の雅の世界を、平成の“色好み"を知る絵師・黒鉄ヒロシが業平になりきって描きます。とにかく、はしょり方が絶妙です。
〈 目次をみる 〉
はじめに 6
初段 初冠 12
二段 西の京 17
三段 ひじき藻 21
四段 西の対 24
五段 関守 28
六段 芥河 32
七段 かへる浪 40
八段 浅間の獄 43
九段 東下り 46
十段 たのむの雁 61
十一段 空ゆく月 65
十二段 盗人 68
十三段 武蔵鎧 72
十四段 くたかけ 76
十五段 しのぶ山 82
十六段 紀の有常 84
十七段 年にまれなる人 91
十八段 白菊 92
十九段 天雲のよそ 93
二十段 楓のもみじ 96
二十一段 おのが世々 97
二十二段 千夜を一夜 103
二十三段 筒井筒 107
二十四段 梓弓 118
二十五段 逢はで寝る夜 126
二十六段 もろこし船 128
二十七段 たらひの影 129
二十八段 あふごかたみ 131
二十九段 花の賀 132
三十段  はつかなりける女 132
三十一段 よしや草葉よ 134
三十二段 倭文の苧環 135
三十三段 こもり江 137
三十四段 つれなかりける人 139
三十五段 沫緒によりて 140
三十六段 玉葛 140
三十七段 下紐 142
三十八段 恋といふ 144
三十九段 源の至 146
四十段 すける物思ひ 148
四十一段 紫 153
四十二段 誰が通ひ路 157
四十三段 名のみ立つ 159
四十四段 馬のはなむけ 160
四十五段 行く蛍 162
四十六段 うるはしき友 166
四十七段 大幣 166
四十八段 人待たむ里 167
四十九段 若草 168
五十段 鳥の子 170
五十一段 菊 174
五十二段 飾り粽 174
五十三段 あひがたき女 174
五十四段 つれなかりける女 174
五十五段 言の葉 174
五十六段 草の庵 175
五十七段 恋ひわびぬ 175
五十八段 長岡 176
五十九段 東山 181
六十段 花橘 182
六十一段 染河 186
六十二段 こけるから 190
六十三段 つくも髪 195
六十四段 玉簾 203
六十五段 在原なりける男 204
六十六段 みつの浦 205
六十七段 花の林 205
六十八段 住吉の浜 207
六十九段 狩の使 208
七十段 あまの釣舟 223
七十一段 神のいがき 224
七十二段 大淀の松 225
七十三段 月のうちの桂 227
七十四段 重なる山 230
七十五段 海松 230
七十六段 小塩の山 230
七十七段 春の別れ 230
七十八段 山科の宮 230
七十九段 千ひろあるかげ 230
八十段 おとろへたる家 230
八十一段 塩竈 230
八十二段 渚の院 231
八十三段 小野 240
八十四段 さらぬ別れ 243
八十五段 目離れせぬ雪 247
八十六段 おのがさまざま 247
八十七段 布引の滝 248
八十八段 月をもめでじ 250
八十九段 なき名 251
九十段 桜花 252
九十一段 惜しめども 254
九十二段 棚なし小舟 254
九十三段 たかきいやしき 255
九十四段 紅葉も花も 257
九十五段 彦星 261
九十六段 天の逆手 262
九十七段 四十の賀 265
九十八段 梅の造り枝 266
九十九段 ひをりの日 267
百段 忘れ草 268
百一段 あやしき藤の花 269
百二段 雲には乗らぬ 270
百三段 寝ぬる夜 271
百四段 賀茂の祭 273
百五段 白露 275
百六段 龍田河 276
百七段 身をしる雨 277
百八段 浪こす岩 279
百九段 人こそあだに 279
百十段 魂結び 280
百十一段 まだ見ぬ人 280


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