逆説の日本史

逆説の日本史 18 幕末年代史編 1

逆説の日本史 18 幕末年代史編 1
ためし読み
定価
本体620円+税
発売日
判型/頁
文庫判/368
ISBN
9784094061864

電子版情報

価格
各販売サイトでご確認ください
配信日
2015/07/24
形式
ePub
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〈 書籍の内容 〉
アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交!
 嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊"が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これより前にオランダ商館長より幕府にもたらされていた。ペリーは決して「突然」やってきたわけではなかったのだ。「何もしない」「問題先送り」体質にどっぷり染まった幕府は、アメリカ使節団への対応も後手後手にまわる。“偽奉行"に交渉させたり、「二枚舌」を使って交渉をのらりくらりと長引かせるなど幕府の「その場しのぎ」の対応に、当初は友好的な態度で交渉に臨んでいたアメリカ側は激怒。「砲艦外交」へと舵を切る……。しかしその後も、英語に堪能なジョン万次郎を「讒言」で交渉役から外したり、挙げ句の果てには条約文を意図的に「誤訳」したりとお粗末な外交を続ける幕府は、やがてその終焉を迎えることになる。
 シリーズ累計500万部突破! ノンフィクションの金字塔、「幕末年代史編」第1部待望の文庫化です!
〈 目次をみる 〉
第一章/『前史』としての日米交渉史 前編――オランダ国王開国勧告を拒絶した幕府の思惑
「ペリーは突然やってきた」という日本人の歴史認識の大誤解/「捕鯨船の寄港地」を求めて日本に開国を迫ったアメリカの事情/日本人漂流民を「お土産」にやってきたアメリカ民間船の目的/聖書の「GOD」を「極楽」と翻訳した漂流民・音吉のセンス/モリソン号キング船主の「覚書」を突き返した幕府役人の不見識/日本の将来を憂慮して忠告したオランダ国王の「開国勧告」/「祖法」を誤認してオランダ国王の開国勧告を拒絶した幕閣の愚/開国勧告「門前払い」の背景となった朱子学による「歴史の捏造」

第二章/『前史』としての日米交渉史 後編――日本外交は「嘘つき」で「二枚舌」と喝破したペリー
開国を要求したアメリカ・ビッドル代将との「一週間の攻防」/アメリカの対日交渉を硬化させた「ビッドル代将暴行事件」/日本ことを研究し尽くしたペリーが提言した「砲艦外交」/日本を目指した「ミニ艦隊」に与えられた大統領の“三つの命令"/日本への開国要求直前に琉球と交渉したペリー艦隊の「用意周到」/浦賀奉行所与力・中島三郎助を悔しがらせた「何もしない政権」/ペリーに「嘘つき」で「二枚舌」と喝破された“偽奉行"のお粗末交渉/ペリーに格下の「与力」を「大名」だと信じ込ませた「官位制度」/ペリー艦隊の隠し球「ボートホイッスル砲」が幕府に与えた衝撃/「労災死」した大人物・江川英龍の偉業を生かせなかった幕府の愚/尖閣諸島問題にも通底する日本外交「コトダマ的願望」の源流

第三章/一八五四年編――日米和親条約締結で意識的に行なった誤訳
「国家の大事」に対して対応が常に“ドロナワ"になる理由/英語に堪能なジョン万次郎を日米交渉から外した「幕府高官」/日米和親条約締結でアメリカが「最恵国待遇」となった裏事情/アメリカ密航を企てた吉田松陰を拒絶したペリーの“深慮遠謀"/幕府の「罪人」吉田松陰を生かした長州藩の徳川家に対する怨念/愚劣外交の幕府が次代に強いた「不平等条約」という負の遺産/優秀な人材が集められた「海防掛」を創設した阿部老中の功罪/「誠実で忍耐強く礼儀を守る国」ロシアを激怒させた幕末外交

第四章/一八五五・五六年編――「徳川の終わり」を印象づけた安政の三大地震
黄金を大量に保有していた幕末日本は世界一「豊かな国」だった!?/「徳川政権の終わり」を決定的にした安政年間三つの巨大地震/「朱子学の日本化」の流れを受け継いだ水戸藩・藤田東湖の大功績/幕末に大流行した尊王思想の「推進体」だった藤田東湖の『正気の歌』/勤皇思想を定着させた頼山陽のベストセラー『日本外史』の功罪/老中首座を堀田正睦に譲った阿部正弘の「内憂外患」/初代駐日総領事・ハリスを慨嘆させた幕府の「ぶらかし」外交

第五章/一八五七年編――「討幕の大功労者」ハリスは何をしたか?
幕府を滅亡に追い込んだ「ハリスの“一見正当な"円ドル交渉」/ハリスが「一分銀という信用貨幣」を理解できなかった理由/外交は一流のハリスが幕府に対して用いた切り札「アロー号事件」/「将軍は操り人形」をハリスに気付かせた幕閣との会見打ち合わせ/徳川斉昭の「開国問題」と「将軍後継者問題」における主張の矛盾
〈 電子版情報 〉
逆説の日本史18 幕末年代史編1/黒船来航と開国交渉の謎
Jp-e : 094061860000d0000000
アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交!

嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊"が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これより前にオランダ商館長より幕府にもたらされていた。ペリーは決して「突然」やってきたわけではなかったのだ。「何もしない」「問題先送り」体質にどっぷり染まった幕府は、アメリカ使節団への対応も後手後手にまわる。“偽奉行"に交渉させたり、「二枚舌」を使って交渉をのらりくらりと長引かせるなど幕府の「その場しのぎ」の対応に、当初は友好的な態度で交渉に臨んでいたアメリカ側は激怒。「砲艦外交」へと舵を切る……。しかしその後も、英語に堪能なジョン万次郎を「讒言」で交渉役から外したり、挙げ句の果てには条約文を意図的に「誤訳」したりとお粗末な外交を続ける幕府は、やがてその終焉を迎えることになる。
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