小学館文庫

戦中派復興日記

戦中派復興日記
ためし読み
定価
本体730円+税
発売日
判型/頁
文庫判/464
ISBN
9784094060713

電子版情報

価格
各販売サイトでご確認ください
配信日
2014/08/22
形式
XMDF,ePub
〈 書籍の内容 〉
20代最後の2年を綴った戦後日記第4弾!
昭和26~27年。山田風太郎が20代最後にして独身生活最後の2年間を精力的に過ごした2年間を綴っている。
〈夜、成城の横溝氏たずねのんでいるうち前後不覚、気がつくと、どこともしれぬ深夜の町をフラフラ歩いていた。眼鏡消失、額にけがして血だらけ、金も消失。さかんにお巡りにトッチメられ、朝ヘトヘトになってかえる(昭和26年3月9日)〉
〈およそ日本民族の最大の弱点は科学的精神の欠如だろう。換言すれば推理力による把捉を重んじないという性向だろう。これを矯正するために探偵小説は一臂の力をかし得るはずではないか。日本の民衆に推理という精神作用がいかに興味あるものであるか、これを知らせるために探偵小説をかくという気概があってもよいではないか(昭和26年6月23日)〉
〈概していえば余は肉体でかく芸術家を軽蔑する。肉体でかく、とは肉体小説をかくという意味ではない。鈍で、ただ丈夫だけで押しまくるような作家である。小説でいえば田村泰次郎。余は頭でかく作家である。而して余は感性でかく作家には全面的に降服せざるを得ない。例えば太宰治(昭和27年5月10日)〉
終戦から6年、戦後日記の掉尾を飾るシリーズ第4弾。
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
のちに戦後最大の物語作家と呼ばれる著者が昭和26年~27年にしたためていた2年間の日記を、収録しています。江戸川乱歩氏や横溝正史氏らとの交流、精力的な執筆活動の記録はもとより、30歳を目前にしたひとりの人間の活気に満ちた等身大の暮らしぶりや恋愛観・結婚観(昭和28年に結婚)も綴られています。また様変わりする世相にに対して、創作活動や当時の文壇に対しての考察や批評なども折に触れて述べ、スキヤキ、すし、柳川鍋、印度カリーといった“その日食べたもの"から物価や税金までも克明に記されており、当時の生活資料としても興味深い内容です。
〈 電子版情報 〉
戦中派復興日記
Jp-e : 094060710000d0000000
20代最後の2年を綴った戦後日記第4弾!

昭和26~27年。山田風太郎が20代最後にして独身生活最後の2年間を精力的に過ごした2年間を綴っている。
〈夜、成城の横溝氏たずねのんでいるうち前後不覚、気がつくと、どこともしれぬ深夜の町をフラフラ歩いていた。眼鏡消失、額にけがして血だらけ、金も消失。さかんにお巡りにトッチメられ、朝ヘトヘトになってかえる(昭和26年3月9日)〉
〈およそ日本民族の最大の弱点は科学的精神の欠如だろう。換言すれば推理力による把捉を重んじないという性向だろう。これを矯正するために探偵小説は一臂の力をかし得るはずではないか。日本の民衆に推理という精神作用がいかに興味あるものであるか、これを知らせるために探偵小説をかくという気概があってもよいではないか(昭和26年6月23日)〉
〈概していえば余は肉体でかく芸術家を軽蔑する。肉体でかく、とは肉体小説をかくという意味ではない。鈍で、ただ丈夫だけで押しまくるような作家である。小説でいえば田村泰次郎。余は頭でかく作家である。而して余は感性でかく作家には全面的に降服せざるを得ない。例えば太宰治(昭和27年5月10日)〉
終戦から6年、戦後日記の掉尾を飾るシリーズ第4弾。

あなたにオススメ!

  • 戦中派動乱日記
  • 戦中派闇市日記
  • 宮尾登美子 電子全集9『錦/…
  • 昭和文学全集 第27巻
  • 桜桃とキリスト(上)
同じ著者の書籍からさがす
同じジャンルの書籍からさがす

発売日でさがす一覧へ