結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記

結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記
ためし読み
定価
本体1400円+税
発売日
判型/頁
4-6/260
ISBN
9784093887571

電子版情報

価格
各販売サイトでご確認ください
配信日
2020/02/07
形式
ePub
〈 書籍の内容 〉
彼女は、あなただったかもしれない。
2018年3月、東京都目黒区で当時5歳の少女、結愛ちゃんが息絶えた。十分な食事を与えられておらず、父親から暴力を受けていたことによる衰弱死だった。警視庁は傷害容疑で父親を逮捕。6月に父親を保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕する際、母親・船戸優里も逮捕する。

本書は、2019年9月、第一審で懲役8年の判決を下された母親が、罪と向き合いながら綴った悲しみの記録である。

〈2018年6月6日、私は娘を死なせたということで逮捕された。いや「死なせた」のではなく「殺した」と言われても当然の結果で、「逮捕された」のではなく「逮捕していただいた」と言った方が正確なのかもしれない〉

〈結婚式直後のころと思う。結愛が床に横向きに寝転がっていた時、彼が思い切り、結愛のお腹を蹴り上げた。まるでサッカーボールのように。私の心をおおっているものにひびが入り、ガラガラと音を立てて崩れ落ちた〉

〈私は、正座しながら説教を受け、それが終わると「怒ってくれてありがとう」と言うようになった。(略)私にとって説教とは叱られて終わりではなく、その後、彼に納得のいく反省文を提出し、許しをもらうまでの流れをいう〉
〈 編集者からのおすすめ情報 〉
虐待事件の当事者が、手記という手段で、家庭崩壊の過程や苦悩を綴るのは、極めて珍しいことです。

なぜ、夫の暴力を止めることができなかったのか。
なぜ、過酷な日課を娘に強いたのか。
なぜ、やせ衰えた娘を病院に連れて行かなかったのか。
なぜ、誰にも助けを求めなかったのか。

その答えが本書にあります。
手記を読めば、船戸優里被告は、娘の虐待死において加害者でありながら、夫の執拗な精神的DVによって心がすり減らされていった被害者であるという事実に気がつくはずです。

本書には、虐待事件を精力的に取材してきたルポライターの杉山春氏の解説、そして公判前に優里被告を診断した精神科医の白川美也子氏の診断書(意見書)も巻末に収録しています。手記と併せてご覧いただければ事件の背景が深く理解できると思います。

本書を通じて、児童虐待とDVの実相を知っていただくことで、こうした悲劇が今後二度と起こらないようにすることが筆者、そして出版社の心からの願いです。
〈 目次をみる 〉
出版にあたって 大谷恭子(弁護士) 
プロローグ 
第1章 結愛が生まれた日 
第2章 虐待 
第3章 上京 
第4章 深い闇から 
第5章 生きて償う 
第6章 裁き 
エピローグ 
解説 見えないDVと届かないSOS/杉山春(ルポライター) 
関連年表 
巻末資料 意見書/白川美也子(精神科医)
〈 電子版情報 〉
結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記
Jp-e : 093887570000d0000000
彼女は、あなただったかもしれない。

2018年3月、東京都目黒区で当時5歳の少女、結愛ちゃんが息絶えた。十分な食事を与えられておらず、父親から暴力を受けていたことによる衰弱死だった。警視庁は傷害容疑で父親を逮捕。6月に父親を保護責任者遺棄致死容疑で再逮捕する際、母親・船戸優里も逮捕する。

本書は、2019年9月、第一審で懲役8年の判決を下された母親が、罪と向き合いながら綴った悲しみの記録である。

〈2018年6月7日、私は娘を死なせたということで逮捕された。いや「死なせた」のではなく「殺した」と言われても当然の結果で、「逮捕された」のではなく「逮捕していただいた」と言った方が正確なのかもしれない〉

〈結婚式直後のころと思う。何が原因だったか今となってはわからない。結愛が床に寝転がっていたとき彼が横から思い切り、結愛のお腹を蹴り上げた。まるでサッカーボールのように。私の心はガラガラと音を立てて崩れていった〉

〈私は、正座しながら説教を受け、それが終わると「怒ってくれてありがとう」と言うようになった。(略)私にとって説教とはしかられて終わりではなく、その後、彼に納得のいく反省文を提出し、許しをもらうまでの流れをいう〉

レビューを見る(ネタバレを含む場合があります)>>

新作の棚に置いてあり、気になった。 手にとってお母さんの写真が綺麗なこと、日記帳のデザインだったことに惹かれ気になり購入した。(20代 女性) 2020.5.19

児童虐待に関する仕事をしているため、事件報道も関心を持って見ていた。そのため、書店でこの本を目にして、迷わず購入した。報道では知ることのなかった家族背景を知ることができた。また、虐待の背景としてのDVの影響についても十分理解することができた。今後の虐待対応にもヒントになることが沢山書かれていた。(40代 男性) 2020.4.22

今迄謎だった部分(ニュースや新聞等でも報道されていなかった事)内容が、本を読み全てわかったのが良かった。著者の心情が理解出来て共感する事ができた(50代 女性) 2020.4.20

結愛へ を今回購入した。最近テレビでお父さんに焦点を当ててドキュメントっぽく放送したり私も子供がいる身でとても感心がある事件だった。たまたま歯医者さんで見た雑誌でこの本が出ていると知り次の日に急いで買いに行きました。(20代 女性) 2020.4.3

この事件に興味があり、本が出ると知って事件の真相など知りたかったので(20代 女性) 2020.3.28

非常に可哀想だと思いました。(10代 女性) 2020.3.22

中々減らない虐待事件。 女性が子供を連れて再婚した場合が多いと感じます。本書は、しつけと称した虐待ですが、夫に言葉で支配されてた様ですね。自分の支配下に置いておきたいと言う男性。 辛い内容でしたが、今後減るように行政等の機関も考えて欲しいですね。せっかく結愛ちゃんも、ママも暴力受けてると助けを求めてくれたのに、対応されなかった。その時に助けの手があれば、結愛ちゃんも生きてたかもと思えますね。(50代 女性) 2020.3.20

どうして娘が死ぬ事になったのかが知りたかった。(40代 女性) 2020.3.17

DVの精神的支配がどれほど心に深く浸透するか。そこから抜け出すのがどれくらい難しいか。著者は、「娘を死なせたのだからどんな刑でも受ける」と書いているが、まず、このことを考えずにはいられない。  夫のDV、そして虐待の実態は本当におぞましい。でも、著者を非人間的にーー独善的に、支配者のように扱い続けたのは、夫だけでない。取調べの際、警察官は、著者に対して、怒りの涙で「僕はあなたを許さない」と言ったり、「僕が呪縛を解いてやる」と語ったりしたという。(「あなたより辛い思いをしている人はたくさんいる」との取調官の発言も出てくる)警察・検察が、DVや虐待事件を適切に扱えているのか、これでは事件の全容が明確にならないのではと危惧を抱いた。 著者は、自分をひとりの人間として受け止め、尊重する人と出会う。また、これまでの人間関係を見つめ直す。おたがいに思いやりあう関係と、支配-非支配の関係の対比が心に残った。  夫に怒られないために、著者が結愛ちゃんを怒鳴りつけるなどした場面など、胸が苦しくなる描写は多い。さらにつらいのは、深いトラウマの中にいる著者には、まだはっきりと思い出せない記憶もあるのではないか、ということだ。綴られた夢の断片は、著者が背負ったものの重さを伝えている。貴重な手記だと思う。  著者の心の中に、結愛ちゃんはずっと生き続けている。その心の中で、ふたりがずっと安らかに、穏やかな日々を過ごしていくことを強く願う。(30代 女性) 2020.3.12

優里さんの気持ちが切実に書かれており、優里さんの結愛さんへの愛を知ることができました。(30代 女性) 2020.3.11

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