彼女の存在、その破片

彼女の存在、その破片
ためし読み
定価
本体1700円+税
発売日
判型/頁
4-6/322
ISBN
9784093863315
〈 書籍の内容 〉
兄を殺した女? 彼女のことを聞きたいの?
〈僕〉は、失踪した恋人を探して彼女の生涯にかかわった男女を訪ね歩く。
「ルリは少女娼婦みたいだった。幼気(いたいけ)な、大胆な、ちょっと痛ましい」
「ルリを見ていると、心を鷲づかみにされる。うっかり油断すると、彼女の存在感に巻きこまれそうな感じなんだよ」
「るりは、本質的にこわいもの知らずな女なのよ」
「るりに触られると、どんなに疲れているときも、からだの隅々まで欲望で満たされた。どこまでも貪欲になれそうだった」
「るりはサーカスの綱渡りの少女、みたいな感じ? 安全ネットなしの」

瑠璃子、ルリ、るり……これが、あなたなの?
母の自殺と17歳の恋人の突然の死、父親の不在と謎の保護者。そして妊娠。
1970年代から現在まで、少女、女優、シングルマザーと姿を変える謎に満ちた〈あなた〉の破片を拾い集めながら〈僕〉の旅はつづく。
何かの予兆のように、〈あなた〉の複雑な過去と、天才少年ピアニストだった〈僕〉の挫折と後悔に満ちた半生が響き合う。それから〈僕〉は、少しずつ〈あなた〉のもとに近づいていく。〈あなた〉の後ろ姿を見ながら少しずつ。そこには、僕のピアノ、少年時代の調べが響きつづける。



〈 編集者からのおすすめ情報 〉
著者の新境地を開く、感動的な〈愛〉の長篇ミステリー、600枚。

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