- 〈 書籍の内容 〉
- 大洋、盟友永福の原作を得て挑む時代劇。
江戸はかたぎ長屋に住み着いた、とぼけた浪人、瀬能宗一郎。長屋の勘吉をお供に、江戸の町が珍しいらしくあちらこちらに気の向くままに出没し、師範代、幽霊、辻斬りと、対決しては討ち破る。しかし、その腰にあるのは竹光。宗一郎のおおらかさが善良な仲間を呼び寄せ、宗一郎の内なる魔は、邪悪な物を呼び寄せる。謎をはらんで江戸の日常は続くのだ。この巻では、野に放たれた木久地真之介が好漢、御輿大三朗と対決。対する宗一郎も元は敵であった多岐家の面々と結ぶ。
- 〈 編集者からのおすすめ情報 〉
- 松本大洋が盟友、永福一成の原作を得て、初めて描いた時代劇。時代劇ながら先端を走る表現力は全開で、江戸の町がいきいき且つ斬新に描かれる。もちろん、キャラクター達も、アクションも魅力的。大洋漫画のある到達点を示す作品。この巻では暗躍する木久地の行動が、宗一郎を徐々に追い詰める。
- 〈 目次をみる 〉
- 第四十一話 かみなりさま
第四十二話 旗本、三男、見ル夢ハ
第四十三話 森佐々太郎の気概
第四十四話 集光
第四十五話 遁走の木久地
第四十六話 馬と男
第四十七話 山の思い出
第四十八話 人斬り
第四十九話 臆病風ぴゅう
第五十話 信濃の事 江戸の日々
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