夜長姫と耳男
ためし読み
定価
本体1,238円+税
発売日
判型/頁
A5/280
ISBN
9784091818461
〈 書籍の内容 〉
飛騨随一の名人とうたわれた匠を親方に持つ耳男と、彼に仏像を彫るよう命じた夜長姫。坂口安吾の怪奇な世界を、近藤ようこが繊細に妖しく描き出す…。

▼第1話/長者の招き▼第2話/ウマミミ▼第3話/江奈古▼第4話/斧と懐剣(其の一)▼第5話/斧と懐剣(其の二)▼第6話/モノノケ▼第7話/元日▼第8話/疱瘡神▼第9話/高楼の蛇▼最終話/青空

●主な登場人物/耳男(飛騨随一の名人とうたわれた匠を親方に持つ彫物師。20歳。耳が大きい)、夜長姫(夜長という長者の娘で、たいそう美しい姫。13歳)
●あらすじ/ある日、耳男が修行する匠のもとに夜長長者の使い・アナマロが訪れ、仏像の製作を依頼した。匠は自らの病身を理由に、耳男を代理として差し出すと告げ、耳男は戸惑いながらもアナマロと共に長者の屋敷へと出かけていく。そして、はじめて夜長姫と面会した耳男は、匠の「珍しい人や物に出会ったときは目を離すな」の教え通りに、まっすぐ姫の顔を見据えるが…(第1話)。
●本巻の特徴/一夜ごとに二握りの黄金を百夜にかけてしぼらせ、そのしたたる露を集めて産湯に使わせたといわれる、夜長の長者の姫。その姫から、持仏堂に納める弥勒菩薩と厨子をつくるよう言い渡された耳男は、次第に姫の無邪気で、残酷で、はかり知れない笑顔に巻き込まれていく。その果てにあるものは…?
●その他の登場人物/アナマロ(夜長長者の従者)、江奈古(夜長姫の着物を織るために飛騨から連れてこられた女奴隷)、青笠・小さ釜(耳男と同じく夜長姫に仏像を依頼された職人たち)

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