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森雪之丞 江國香織
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詩は暗闇に生息するのだと思う、とあるとき私が言うと、森雪之丞さんは、でも、もしその暗闇が扉のかたちなら、あけることができる、と言いました。

びっくりした。だって、扉のかたちをした闇──。そんな大胆な発想のできる人を、私は他に知りません。

それ、あけたらどうなるんでしょう。おそるおそる尋ねると、雪之丞さんは静かに優雅に微笑んで、それは、あけてみればわかるんじゃないでしょうか、と、いつもの丁寧な言葉遣いでこたえるのでした。

そこで、私たちは詩の朗読会(タイトルはもちろん「扉のかたちをした闇」)を始め、一緒に詩を書く(タイトルは、もちろん「扉のかたちをした闇」)、ということをしてみました。

あとは誰かがこの扉をあけてくれるのを、息をひそめて待つばかりです。

著者プロフィール
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1964年東京生まれ。作家。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木賞、12年『犬とハモニカ』で川端康成文学賞、15年『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』で谷崎潤一郎賞を受賞。詩集に、『すみれの花の砂糖づけ』、小説に『間宮兄妹』『金米糖の降るところ』『はだかんぼうたち』など。

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1954年生まれ。作詞家、詩人。76年のデビュー以来、数々のヒット・チューンを生み出す。近年は活躍の場を演劇&ミュージカルの世界にも広げる。2016年は作詞家活動40周年を記念した9枚組のCD BOX『森雪之丞原色大百科』を発売。詩集に『絶望を愛した38の症例(サンプル)』『近未来詩集』『天才的な恋』がある。

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