圧倒的スケールで激動の時代の暗闘を炙り出す、前人未踏の警察大河小説誕生! かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代をにぎわす数々の事件と関わっていく。ロッキード、東芝COCOM、ソ連崩壊、地下鉄サリン、警察庁長官狙撃……。それらの事件には、警察内の様々な思惑、腐敗、外部からの圧力などが複雑に絡み合っていた──―。昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する、著者入魂の公安警察ミステリー! ●特設サイト https://www.shogakukan.co.jp/pr/rondo/
■この本の推薦者 小説家 月村了衛さん
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。'12年に『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞、'13年に『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞、'15年に『コルトM1851残月』で大藪春彦賞、『土漠の花』で日本推理作家協会賞を受賞。