お知らせ
2018.7.19
小学館「日本おいしい小説大賞」を創設します!
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
食の描写に秀でたフィクションの書き手を発掘すべく
小学館が文学賞を新設!
小説家にとって腕の見せ所と言われているのが、食の描写です。
池波正太郎『鬼平犯科帳』の魅力は数多くありますが、作中に出てくる食べ物があまりに美味しそうであることも、その一つであることは間違いありません。
そして現在も「食にまつわるお話」を読みたいと考える読者は非常に多く、〝食小説〟が小説のなかでも人気のジャンルであることは間違いありません。
そこでこのたび、食の描写に秀でたフィクションの書き手の発掘を目的として、「日本おいしい小説大賞」を創設いたします。
選考委員には、直木賞作家の山本一力氏(食の代表作は『銀しゃり』『だいこん』)、作家の柏井壽氏(食の代表作は連続ドラマ化された「鴨川食堂」シリーズ)、放送作家・脚本家の小山薫堂氏(伝説のテレビ番組「料理の鉄人」構成)をお迎えしました。
●山本一力氏
十人よれば気は十色というが。
「気」を「食」に置き換えれば、本賞が求める「核」が見えてくるはずだ。
「一本とられた!」と、選考委員をうならせる、滋味に富んだ一作を。
●柏井壽氏
おいしいものを食べると人はしあわせになります。
そしてそのしあわせを誰かに伝えたくなります。
おいしいひとときを言葉で紡ぐ。
そこから生まれる物語も、きっと人をしあわせにします。
日本中にお腹を鳴らせる音が響き渡るような原稿を待っています。
●小山薫堂氏
感情移入こそ、料理を美味しくする究極の調味料である……それが、長年食いしん坊人生を続けてきた私の自論です。では、感情移入を生み出すための最大の装置は何かと問われれば、「ことば」と答えるしかありません。「ことば」という材料を使って完成させた胃袋の記憶に残る作品、お待ちしています!
【第1回「日本おいしい小説大賞」募集要項】
賞金:300万円
募集対象:古今東西の「食」をテーマとする、エンターテインメント小説。ミステリー、歴史・時代小説、SF、ファンタジーなどジャンルは問いません。自作未発表、日本語で書かれたものに限ります。
原稿枚数:20字×20行の原稿用紙換算で400枚以内。
締め切り:2019年3月31日(当日消印有効)
そのほか、くわしくは小学館「小説丸」のサイトをご覧ください。
http://www.shosetsu-maru.com/pr/oishii-shosetsu/
◇協賛 キッコーマン株式会社 神姫バス株式会社 日本 味の宿
◇主催 小学館
関連リンク