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2017.4.14

満月の夜に世界各地で写真を撮り続けて30年余。月光写真家・石川賢治の「満月の旅」の"結晶"『月光浴 青い星』

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キーワード: 写真集 自然

満月の夜に世界各地で写真を撮り続けて30年余。月光写真家・石川賢治の「満月の旅」の"結晶"『月光浴 青い星』

地球規模の風景を求めて満月の旅をした

 30年あまりの作品をまとめました!

1990年、初の写真集「月光浴」

一大センセーショナルを巻き起こした石川賢治氏。

月光に映しだされる光景を長時間露光で撮影する石川氏は、

毎月、上弦の月になるとロケ撮影の準備をはじめて、

29.5日ごと満月の夜にシャッターを押し続けてきました。

『月光浴 青い星』は、まさに30年あまり「満月の旅」を続けた石川氏の月光写真の"結晶"です。

 

‹‹1984年、広告の仕事で訪れたハワイのカウアイ島で満月の夜に浜辺を歩きました。

月光に照らされた夜の風景が明るく、

鳥が飛ぶのが見えたことがきっかけで月光写真を撮りはじめ、33年が経ちました。

はじめに海の底から山の上までをテーマに

パラオの海底からチベットのチョモランマまで満月の旅をしました。

満月の夜、月光に照らされた原野に立つと足元に影がくっきりと落ち、

野花の色や一帯の風景が見えて、地平線から天体、銀河、宇宙が一繋がりになり、

宇宙の中の地球本来の姿が現れます。地上で宇宙を実感するときです。

この度、地球規模の風景を求めて満月の旅をした30年間の作品をまとめました››

 

静寂のブルーに映し出されたモニュメントヴァレー、キラウエア火山、

月夜、イグアスの滝にかかった虹、世界の聖地やヒマラヤからの壮大な風景、

夜に香り立つ小さな花、美しい水辺の光景、海の中の世界など・・・30年間のベストショットを掲載!

月光によって浮かび上がった荒ぶる自然の輪郭や躍動する生命の表情が幻想的です。

 

本著のカバーは石川氏が福岡県糸島半島で現在取り組んでいる新しい月光写真。

古来、日本ではお月見や月兎の伝説、「月がとっても青いから」などの歌が示すように

月は人々の身近な存在でした。しかし今や人工的な明るさで、月の光を感じることも少なくなり、

ゆったりと月を眺める時間もなかなかもてなくなっています。

時間に追われる現代人の心をゆったりと流れる自然の時間に遊ばせてくれる癒しの一冊です。

 

『月光浴 青い星』 著/石川賢治

 

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