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2016.7.5
『銀の匙』荒川 弘さん大絶賛! 3頭の子牛と出会い、夢を追い続けた26年のキセキ! 『夢は牛のお医者さん』
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この夏、最高の感動を約束する奇跡のノンフィクション!
名だたる映画賞を総なめ! 絶賛の嵐! 少女がまっすぐに夢を追いかけるようすを、26年にわたって密着取材した感動のドキュメンタリー映画『夢は牛のお医者さん』。
1987年、新潟県の旧松代(まつだい)町(現十日町市)にある児童数わずか9人の小学校。「生徒たちに寂しい思いをさせたくない」と一計を案じた校長は、3頭の子牛たちを学校に入学させます。その日から子どもたちだけの子牛の世話がはじまって、さあ大変! 当時小学3年生だった主人公の少女は、病気がちだった子牛の世話を続けるなかで、いつしか「牛のお医者さん」になるという夢をふくらませていきます。
親しんだ牛とのつらい別れを経て、夢を追いかけるため、親元を離れ勉強に励む少女。故郷への強い思いを胸に挑んだ受験。時が流れ、家畜のお医者さんとなったかつての少女は、やがて母となり・・・。
このようすがメディアでも取り上げられて話題になり、映画化された作品は全国的に大反響を呼びました。AKB48のメンバー横山由依がナレーションを担当していることにも注目が集まっています。
本書はそんな話題作を完全ノベライズ。あらたに独自の取材をくわえ、映画では描き切れなかった、獣医師となった主人公が歩んできた長く険しい道のり、そして未来へと続く道を丁寧につづっています。
文章は、『がむしゃら落語』(福音館書店)で、第61回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞)するなど、子どもの心のひだや情景を繊細に描いた作品に定評がある児童文学作家・赤羽じゅんこ氏。表紙と本文のイラストは、『チームふたり』(学研)、『デビクロくんの恋と魔法』(小社)などで児童書、文芸書ジャンルを問わず引っ張りだこのイラストレーター、宮尾和孝氏。
家族、友人、教師、そして四季折々の厳しくも優しい自然に育まれた少女は、いかに命と向き合いながら夢を叶え、さらなる夢を追い続けているのか? 命とは、夢とは、そして家族の絆とは? 子どもたちが生きるうえで知っておかなければならない大切なことが、この物語には全部つまった良書です!
また、より小さなお子さまのために、絵本バージョンも刊行します。あわせてご覧ください。
「『夢にはゴールも完成もありません』・・・なんて言うと
身も蓋もない、かな?
でも、走り続けることによって気づかぬうちに
あとから来る誰かのために道を作っていたりするのです。
これは、そうやって今も夢の中で挑戦を続けている
牛のお医者さんのお話です」(荒川 弘)
小学館ジュニア文庫
著/赤羽じゅんこ 絵/宮尾和孝
絵本版
作/時田美昭 絵/江頭路子
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