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2016.4.1
春風亭一之輔師匠 & 絵師・山口 晃が、落語の世界に誘う究極の入門書! 『春風亭一之輔のおもしろ落語入門』
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
「落語家の春風亭一之輔と申します。
これから私が、みなさんを
落語の世界へご案内いたします
この本にはたくさんある噺(はなし)の中から、
私がやっていて楽しい、読んでいて楽しい、
昔からある落語(古典落語)を七つ選びました。
ぜひ、頭の中でイメージをふくらませて、
落語の世界で、思い切り
遊んでいってくださいな」
一之輔師匠が贈る落語入門の決定版!
異例の21人抜きで真打ちに昇進して4年目。今、乗りに乗っている大注目の若手落語家が、落語のおもしろさ、楽しさを、わかりやすく紹介します!
本書には、一之輔師匠厳選の古典落語7本を掲載。落語の舞台、決まり事を織り込みながら、語り口そのままに収録しました。
みなさん「学校寄席」って知っていますか? 今、小学校の高学年の国語のカリキュラムには、日本の古典文化を学ぶことが盛り込まれており、落語が掲載されている教科書もあるんです。そういった取り組みの一環として、一之輔師匠が学校に行き、「学校寄席」の場で、子どもたちに落語を披露する機会も多いといいます。
「この本を読んで落語っておもしろいんだ! って思ってもらえたらうれしいですね。おじいちゃんやお父さんと一緒に寄席に来てくれるきっかけになればもっとよし!(笑)」。
本書の本文にはすべて、漢字にふりがながついており、小学校中学年から楽しめるようになっています。読んだ子どもたちは、ふだんあまり耳にすることのないリズミカルな日本語の表現にも触れる機会になり、さらに、江戸時代の人々の生活や考え方を知る手がかりにもなるでしょう。
画は、当代随一の人気絵師・山口 晃
江戸が舞台のお噺の世界に彩りを添える画は、当代随一の人気絵師・山口 晃が担当。「小学生の頃からラジオで聞く落語が好きだった」という山口画伯が、長屋の八つぁん、与太郎、おかみさんなど、落語ではおなじみのキャラクターはもちろんのこと、噺の舞台を切り取り、独特の世界観で生き生きと描きます。舞台でよろめく一之輔師匠が描かれた細密なカバー絵は、裏表紙まで広げてじっくりご覧いただければ、江戸と現代が交錯した不思議な寄席の世界です。挿絵の中には、山口ファンであれば、思わずクスッと笑ってしまう隠されたユーモアも!
落語ファンはもちろん、落語をやってみたい人、落語のことを知りたい人も、楽しみながら世界を広げられる、究極の落語入門書です!! それぞれの噺に添えられた、一之輔師匠のひと言解説も面白い!
『春風亭一之輔のおもしろ落語入門』
著/春風亭一之輔 画/山口 晃
定価:本体1,500円+税
撮影:キッチンミノル
春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)
落語家 1978年千葉県生まれ。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。前座名春風亭朝左久。04年、二ツ目昇進。春風亭一之輔と改名。NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭賞新人賞などを受賞。12年、異例の21人抜きで真打ち昇進。本書に収められた「初天神」「鈴ヶ森」は得意ネタの一つ。3人の子どもの父。
山口 晃(やまぐち・あきら)
画家 1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。時空が混在し、様々な事象や風俗を描き込んだ都市鳥瞰図・合戦図などが代表作。著書に『山口晃大画面作品集』(青幻舎)、『ヘンな日本美術史』(祥伝社・第12回小林秀雄賞受賞)など。小学生の頃よりラジオで落語に親しむ。好きなネタは「芝浜」。
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