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2016.3.16
若き俊英俳人が一から指南。さあ『俳句を遊べ!』で俳句を遊びつくそう!
この記事は掲載から10か月が経過しています。記事中の発売日、イベント日程等には十分ご注意ください。
「ことば」。それは、人間のコミュニケーションの基本ツールであると同時に、それ自体が「芸術」や「遊び」にも変容することもあります。
その、「遊びとしてのコトバ」の楽しみ方を、さまざまな角度から紹介するユニークな試みを始めます。
名付けて「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ!」。第一弾として選んだテーマは「俳句」。
高齢者の趣味として広く認知されている俳句ですが、近年では、全国の高校が学校単位で覇を競う「俳句甲子園」が人気を呼び、さらに、俳句を題材にした漫画が大ヒット。芥川賞作家・又吉直樹さんが熱心な俳句愛好者であることも話題になっています。そう、俳句をめぐる環境は、確実に変わりつつあるのです!
そこで本書では、俳句を心から遊び、楽しんでいただけるよう、今までとは全く違う新しい切り口の豪華な方々にお集まりいただきました。
まず、これからの俳句世界をリードする若き俊英俳人であり、サブカル系文学者・文化人たちとの交流でも知られる佐藤文香。俳句甲子園を目指す全国の高校生に俳句を教えてきた経験をもとに、本書編者として、楽しさ、面白さなど、俳句を一から指南します。
俳句講座の生徒になるのは、アイドルにして漫画家、カルトな人気を誇る水野しずと、気鋭のアニメーション作家のひらのりょう。さあ、2人は「佐藤先生」のレクチャー、句会や吟行を経て、名句をつくり出せるのか!? 句会では人気俳人の池田澄子や芥川賞作家の長嶋有も登場します。
又吉直樹と佐藤文香の対談も収録。俳句の楽しみ方を、又吉流でじっくりと語っていただきました。
コミック仕立ての俳句鑑賞や、イラストも楽しい季語一覧、早わかり俳句の歴史、これから始める人のためのお役立ちガイドなど、俳句のウンチクや情報も充実。水野・ひらの両氏のイラストや写真も満載で、今までの概念を変えるポップで楽しい俳句入門、『俳句を遊べ!』。新鮮な驚きは、納得のおもしろさに変わるはず! 是非お手にとってご覧下さい。
『俳句を遊べ!』 佐藤文香・編
定価:本体1,400円+税
本書の内容はこちら
http://www.shogakukan.co.jp/books/09104212
「コ・ト・バ・を・ア・ソ・ベ」ツイッターアカウントはこちら
https://twitter.com/kotobawoasobe
【著者紹介】佐藤文香(さとう・あやか)
俳人。1985年生まれ。松山東高等学校在学中に第五回俳句甲子園個人最優秀句。早稲田大学に入学、第一句集『海藻標本』を出版。2009年、同句集により宗左近俳句大賞を受賞。14年に詩集『新しい音楽を教えて』と第二句集『君に目があり見開かれ』を刊行。
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