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勝間和代の書店コラム 書店インタビュー 丸善 丸の内本店
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勝間和代 著作略称一覧
勝間さん
今、丸善丸の内に関しては、ハリー・ポッターより、私の本のほうが多いぞって思いますけれども。
高頭さん
そうかもしれません。累積数がすごいです。勝間さんの本のすごいところは出たときにボーンと1位になるのじゃなくて、ずっと売れ続けるんです。今月も、半年もベストランキングに入り続けて、だから棚からはずせないんです。1階に勝間さんのコーナーがあって、3階、4階にもあるんです。フェアって、普通、ある程度たったら変えなくてはいけないんですが、変えられないんです。売れてるから。
―
それは短期で新刊が出ていく、ということもありますか?
高頭さん
いや、ロングで前の本も動いています。『
利益の方程式
『勝間式「利益の方程式」―商売は粉もの屋に学べ!』
』も今も多面展開をしています。新しく出た他の方の本より、こっちのほうが売れるから、と。
勝間さん
最初に2007年4月か5月すぐだったと思うんです。大きく展開していただいたのは。
高頭さん
4月の下旬には、ということでした。
勝間さん
そうでしたよね。しかも入口入ってすぐのすごくいい場所に置いてくれてました。(『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』が2007年4月に出たときに)1階も、初日に見に行ったんです。『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』が自己啓発・ビジネス書のコーナーに置いてあって、それだけでしたね。話題書にも入口にもどこにも置いてなくて。2007年4月ですか。思わず数えてしまいました。4月の終わりぐらいから、入口に積んでくれ始めたんですよね。
高頭さん
よくご存じですね。同じことを担当者から聞いてきました。最初は本当に『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』の本は、結構売れるだろうなと思って、普通の数でつけたんだけれども、ちょっと売れ方が不思議なくらいだったので、和書グループを統括しているものが「ちょっとどかんといってみたら?」ということになって、いってみたら、すごいことになって。今は、勝間さんの存在自体が、書店にとってありがたい、というふうになっています。
勝間さん
去年の4月の終わりに突然コーナーができていたんです。しかも青い本が出るまで、それが消えなかったんです。
高頭さん
丸の内本店は、ビジネス書がすごく売れるので、(入口の平台は)パッと回転させていくべき場所なんですけれども。これが(勝間さんの著作の売上)データです。
勝間さん
こんなに『
少子化本
『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』
』が売れている本屋さん、初めて見ました。
高頭さん
ビジネス書担当に聞いてきた情報です。
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
は、初回50入り、それが3日で30冊くらい売れてしまって、強気で200くらい入れちゃおう、となり、多面展開にしてみた、と。担当者としては、ここから勝間さんという名前を強く意識し始めたそうです。(ビジネス書担当)ふたりに話を聞いたんですが、そういうふうに言ってました。共著書は、むしろ共著者のお名前が先に出ているので、勝間さんの本の中ではそうでもない、と。
勝間さん
共著者(猪口さん)のほうが格上ですから。
高頭さん
(共著書の2冊『
本当のルール
『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』
』『
少子化本
『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』
』は)棚上だけで展開していてこの数なので。多面展開とかやってなくて、これだけの数が出る、しかも少子化問題の本って、通常売れるわけではないと思うので、かなりすごいことだな、と思います。
―
時期としては『勉強法』と同じくらいの時期ですね。この「少子化本」は勝間さんの名前で売れたんですね。
高頭さん
立地からいって、官公庁も多いので、興味がある人も多かったんだと思いますが、やっぱり猪口さん+勝間さん、という組み合わせが新鮮だったというのもあったと思います。手帳に関しては、途中で文具の扱いになってしまっていて、実売数がわかりません。
『お金は銀行に預けるな』
は、トータルで2249冊。通常6000部とか4000部初刷りの本があって、それで採算とろうと思っているわけですから、(2249冊というのは)異常な数ですね。確かに光文社新書はこの時期好調で、いろいろヒットが出ていたのも確かなんですけれども、(『
お金〜
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』
』)は、すごくよかった。いきなり1000入れたそうです。丸善としても、そこまでとるのはないですね。
ジャンルは新書扱いですが、ビジネス著、文芸書のコーナーでも話題書で展開して、どのフロアでも扱いました。最初から多面展開です。まず入り口でどかっと積んで、一日何十冊ペースで売れたということですね。
『新・知的生産術』
は、はじめてイベントを開催したときの対象書籍だということで、(担当者は)印象深いそうです。
勝間さん
この日、午後から置き出したのに、午後だけで53冊出た、とダイヤモンド社の人がすごく驚いたメールをくれたんです。
高頭さん
おかしいですね。1日で50冊なんて。
勝間さん
半日だったんです。
高頭さん
この時期から勝間さん推薦本の展開を始めたということです。2008年の1月28日からです。
勝間さん
丸の内丸善さんは、いちばんフェアを早くやってくれたんです。勝間本コーナーもそうですし、推薦本コーナーも。ABCなど都内のいくつかの店舗もいっせいに初めてくれました。
高頭さん
これも(推薦本)も1日に20何冊とか売れていく感じで。これもなかなかないことで。5月からフェアのコーナーを3階でもっと大々的に行った、ということです。
『インディペンデントな生き方 実践ガイド』
は、リニューアル本なので、正直どうなんだろうと思ったものの初回500。 店内中で展開して、ディスカヴァーの女性向けの本だと、女性エッセイの棚に定位置があって、そういうところで売れるかなと思ったら、やはりビジネス書で売れていた、ということですね。
―
本というのは、書店内で本籍地を決めるそうですが、勝間さんの本の本籍地は、全部ビジネス書ですか?
高頭さん
新書は、新書のところです。あとはビジネス書になってます。お客様が(店内のパソコンなどで)探されるときに、最終的にその場所が確実にヒットする、という場所です。今はいろいろなところで戸籍があるような状態です。
勝間さん
丸善さんでは、売れているなら増やしてしまえ、という割り切りはあるんですか?
高頭さん
売れるものは大事だと思います。でも売れているからといって、場所をたくさんとればいいかというと、売れている本というのは、ほっておいても売れるので、むしろいちばん売れている本じゃない、二番目くらいに売れている本に力を入れて二番目に売れている本の部数をあげていく、という手法をとる場合もすごく多いのですが、勝間さんの本の場合は現役で動いているアイテム数の多さと、関連本の売り上げのかつてない動きを考えると、コーナーを縮めるということを考えることは現在のところはありません。
発売されて時間がたつと、1日の売れ数は下がっていきます。でも、新刊が出ると既刊も売れるという動きが続くかぎりは、コーナーを展開していきます。
最終的に棚に入っていくときに、どのくらいのスペースをその作家さんに用意できるか、というのも、作家の力で決まってきます。
例えば、文芸書の場合は、中堅どころの作家さんの新刊が出ると、棚に入っている既刊本のどれかを抜きます。しかし、勝間さんは、それができない作家さんになっている、ということです。今、ほとんど平積み状態じゃないですか。そういう例がほとんどない。この人の本は、全部平積みだよね、という人はいません。これから勝間さんの本が30点くらいになったら、どれか消えたり、文庫になったりすると思うんですけれども、今この状態だったら、平積みでも全然大丈夫ですね。もちろん50坪や100坪の店だったらまた違ってくるとは思います。
高頭さん
ここ数か月のランキングです。これを見ていただくと、わかりますね。『
のぼうの城
』は、7年の12月に出たのに、テレビでつないでまだこんなに売れている、という。ビジネス書は、半年分くらい出してみました。
勝間さん
ダイヤモンド社の本は11月から1月に入ってますね。
高頭さん
勝間さんの本がいっぱい入っていますね。これはすごいな、と思います。このデータには新書は含まれていないんです。
勝間さん
ほとんど全部入っていますね。これがどかせない、という理由ですね。
高頭さん
これに出てくる上位の商品は平積みしてないと、なにやってんだよ、と怒られるアイテムなので。
―
この表の80冊くらいはどこかに必ず平積みしてある、ということですね。
勝間さん
はい。『7つの習慣』などもまだ平積みしている、と担当者が言ってました。ずっと平積みは確かにしていたけれども、いまどき7つの習慣がこんなに動くのは…。棚前に平積みにするアイテムではあるけれど、こんなに売れるわけがないので、おかしい、と言っていました。(勝間和代推薦本の)フェアをやっているからですね。『ロジカル・シンキング』も定番でずっと置いてはいるんだけれど、1か月でこんなに売れるのはおかしい。月に100冊くらいは売れるということですよね。勝間さんの書いた本プラス勝間さん関連本がこのリストのほとんどだ、と。
勝間さん
まだ発売後3日くらいしかたっていない
『7つのフレームワーク力』
がもうランキングに入っていますね。『決算書の暗号を解け』とか『
利益の方程式
『勝間式「利益の方程式」―商売は粉もの屋に学べ!』
』とかは売れるといちばんありがたいんです。たぶん丸善丸の内店がリアル書店でいちばん売っていただいているのではないでしょうか。丸善丸の内が一位で、二位が紀伊國屋大手町とか。
高頭さん
やっぱり特性があって、ビジネス書は強いです。私は文芸書担当なんですが、3か月で1000冊売れる本というのは、そんなにありません。
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