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勝間和代の書店コラム 書店インタビュー リブロ 池袋本店
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勝間和代 著作略称一覧
矢部さん
勝間さんの著作でリブロ池袋本店全館での累計売上部数が出ているものは13点です。発売時期はいろいろですが、実際には、テレビにご出演なさったりとか、『週刊ダイヤモンド』(2008年2月9日号)にお出になったあたりで、一気に既刊も含めて大きく動きはじめた、というのがリアル書店での実感です。ダイヤモンド社から「著者がテレビに出ます」とか、「バックナンバーもどうですか」と言っていただけて。ここから、うちの書店では、「勝間本」はビジネス書だけのフロアから出て、一般話題書にもごっそり持ってきました。
地下フロアに新刊・話題書のコーナーがあるのですが、本来ビジネス書は、新刊が1点ずつ積んであるというようなスペースです。本来のビジネス書売場はもうひとつ上の階にあって、そこではもう「勝間本」のコーナーができていたのですが、テレビというのは、いろいろなお客様の層がご覧になるので、いちばんわかりやすい場所にないと迷うだろう、というのがあって、勝間さん特集の『週刊ダイヤモンド』も含めて話題書のコーナーでワゴン販売、というようなことをし始めました。それが2月終わりから3月頭です。
勝間本は売れ続けていましたから、新書も入れましたし、ディスカヴァー21の
『勝間和代のインディペンデントな生き方実践ガイド』
も一緒にのった勝間さんワゴン。そういうところへ本が出てくると、ふだんビジネス書を買わないお客様も買いやすくなります。
『週刊ダイヤモンド』という雑誌は、ビジネス雑誌のところに置かれていて、雑誌全体では、どうしても女性誌などには負けてしまうんです。それが、「勝間本」という取り上げ方で、お客様が広がった感がありました。
勝間さん
「王様のブランチ」にも2月16日に出ました。
矢部さん
そうです。集まったんですね、時期的には。(王様のブランチは、)それなりになんでも出れば効果のある番組なんですけれど、波もあります。そこで取り上げられた上に「情熱大陸」にも出演されるという情報があったので。
勝間さん
「ブランチ」は、普通にとりあげていただいた上に、特集を組んでいただけたんですね。8分間の。
矢部さん
特集がいいんです。本当に。『ブランチ』でいうと、並んでいる優香ちゃんが、「そうなの!」っていうと、爆発的に売れたりします。
勝間さん
私のときには、美香ちゃんがきていました
矢部さん
等身大の人たちが言うと、またちょっと違う売れ方をするところがあります。だから、「ブランチ」に出たと聞いたら「誰が言ったんだろう?」っていうことは思います。この本は、「情熱大陸」も大きかったです。「情熱大陸」は5月放映予定だったんですが、すでに2月ころには決まった、というお話があったので、置いてたんです。ひっぱろう、と。
勝間さん
『効率が10倍アップする新・知的生産術』
を出すときに、5月に「情熱大陸」が入るので、そこまで置いてください、というのをダイヤモンド社がやってくださって。制作会社さんと毎日放送さんに許可をいただいて。
矢部さん
もう、(ダイヤモンド社からの)FAXに書いてあったと思います。
勝間さん
『効率が10倍アップする新・知的生産術』
は12月半ばに出てからすぐに雑誌連動については書籍からも話をしたんですが、『週刊ダイヤモンド』の副編集長が、読者に若年層を取り入れたいということで。若年層新顧客対策に。思惑どおり、とても売れた号になったそうです。
矢部さん
この号に関しては、営業の方がとても熱心で。普通は、雑誌の追加、まして週刊誌ですからバックナンバーを置いているところは限られてきますが、これに関しては、バックナンバーもがっちり置いてくださいね、という話で、チェーンの本部にも営業していただいて、小さな店にも行きわたるような営業をしていらっしゃいました。
勝間さん
当時、
『お金は銀行に預けるな』
と『
グーグル化
『効率が10倍アップする新・知的生産術−自分をグーグル化する方法−』
』がよく売れていたときに、コーナーを作っていただく書店さんが多くて、その真ん中にこの『週刊ダイヤモンド』を置かれるケースが多かったようです。表紙が黄色で目立ちますし。書店さんたちが、どの時点で(勝間本のが売れるということに)気づいて、取扱を大きくしたか、ということを伺いたいです。
矢部さん
ビジネス書の担当と話していたのですが、ビジネス書のフロアでは、4月の
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
のころは、正直言って勉強法の本は多いので、普通に展開をしていたそうです。自己啓発書、勉強法、仕事術などのところに置いていた、と。入りの部数も初回10冊くらいでした。1か所積んであるかな、くらいの。
勝間さん
部数も、1万5千部しか刷っていませんので。
矢部さん
そこがスタートで、それほど(伸びるとも)思っていなかったと。ただ、それがずるずる売れているので、だんだん前のほうに出ていったり、2面になったり、ということを(ビジネス書コーナーで)やっていたようです。
ずるずるっていうのは、平積まないと間に合わない、という感じです。10冊、20冊と積んでいても、新刊は毎日100〜200点出てきますから、ビジネス書だけでも相当な数になったときに、平台の生存競争に生き残れるかどうかというところは、実は、データを椅子に座って見ているわけではないので、「感じ」で判断します。ここのところ補充していないな、とか、買っている人見ないな、とか、減ってないな、とか。そして平積みに変化がなくなってくると、次はこれ(が平台落ち)かな、と。
データを見ることがいちばんよいのでしょうが、実際は間に合わない。新刊台はだいたい40〜50点積めるのですが、この中で、何がいちばん売れてないか、というのをデータで見るというのは、画面の前に座らなくちゃいけない、ということを考えると、たぶんやってないですね、誰も。悩んだときにはあるかもしれませんが。
結局は勘と経験です。
―
『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』の本は、何気なく出てきたにもかかわらず、ずるずる売れていた、と。
矢部さん
そうですね。でも、どうして売れているかはわからない。平台ははずせないな、という感覚でいて。2007年6月の『会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール』が出たときも、うちではよく売れていて、一緒に、とは出版社さんから言われていたんですが、それでもふたつを並べて、というようなことはしなかった、と(ビジネス書担当が)言ってました。
夏を越して、10月に
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
が出たときに、「前のも新刊以上に置かないと間に合わないかも」と思った、ということです。
勝間さん
10月に『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』が出るまで、『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』も生きていたんですね。
矢部さん
そうです。ずっと積んでいたんです。それこそずるずるですね。『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』のときに、初回100冊くらいの数字で入れているんです。ここでだいぶ気がついています。
勝間さん
勉強法の実績でそういうふうに…
矢部さん
もちろん、出版社さんもそういう営業をされたんだと思います。初回からきちんと入れよう、という。合わせて同じような数字で追加を出していて。
勝間さん
そのときも、帯がまだ写真じゃないんですよね。
矢部さん
ええ。うちとしてもまだビジネス書のフロアから出ない。その場所だけで。去年の10月以降、ビジネス書のベストを追いかけても、常に上位に登場しているわけでもなかったんです。でも、本屋にとっては、実はずるずるがいちばんありがたいんです。先が読めますし、売り逃しもないですから。
勝間さん
見つけた人が買ってくれていたんですね。
矢部さん
勉強法の本の流行り始めだったかもしれませんね。安河内哲也さんとか。
勝間さん
10月に『決算書の暗号を解け』も出たんです。初版7,000部しか刷りませんでしたが。
矢部さん
『
決算書
『決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール』
』は、10月26日発売でしたね。これも初回は少なかった。そのときに、出版社の方に、初回が少なくてと電話をしたら、「決算書とうたってしまっているので、ちょっと今までのよりは小さいマーケットかと思ったんですが」と。でも、初回はすぐに売り切れて、在庫がない「穴があいた」時期が確かにあったと思います。「決算書」とタイトルに入ってしまうと、うちでいうと、話題書には置きにくくて、『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』はそろそろ話題書に置いていたんですが、『
決算書
『決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール』
』はビジネス書のコーナーで闘っていました。
勝間さん
このときも、写真が入っていない帯でした。『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』と同じ著者だってわからないですよね。
矢部さん
普通っぽく。普通の決算書出ました、という…(笑)。決算書は、初回の部数が読めない感じがあって、売り逃した部分はあると思います。追加で置きましたが、『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』の売れ行きの陰に隠れてしまった感じがあります。
勝間さん
今は、8万部まで売れてます。決算書は、置いてくれるお店が少なくて大変だったんです。
矢部さん
そうですね。どうしても限られた感じがしてしまうので。
勝間さん
そのあと
『お金は銀行に預けるな』
が11月に出たんです。企画が通った時点では、光文社さんの営業さんも、私の前の本を知らない方がほとんどで。
矢部さん
このときには、光文社新書のこの月の目玉、ということで営業の方はいらして、うちも初回から150くらいの数字を、新書で150というのは大きな数字なんですけれど、お願いしました。新書売場とビジネス書の売場分という気持ちで発注数を決めたんです。新書はいま点数が増えていて、器が便利がられているので、平台が満員なんです。本当にビッグネームの方以外は、初回は1回に出せる部数くらいです。うちでいうと40〜50くらいです。それ以上は抱えている場所がないので。バックヤードでもどこでも。
勝間さん
これは初版いきなり3万部刷ってもらって、私がびびったんですけれども。
矢部さん
確かに(営業に)力は入っていましたですよ。「すぐ追加で入れます」みたいな。
勝間さん
アマゾンの注文がすごく多かったので、初版を強く刷り始めたんです。
『お金は銀行に預けるな』
は、アマゾンに1万部ほしい、と言われたそうなんです。さすがに光文社側がそこまでは出せません、といって、5000部になって。アマゾンは、予約とこれまでの実績で、彼らのコンピュータプラス勘で計算するらしいですね。リブロさんは、アマゾンの動きがどう、というよりは、自社の動きで意思決定されているわけですね。
矢部さん
そうですね。実際の店頭の動きがいちばんです。アマゾンが売れた、と聞いて、信じても危ないところがあります。見ることは見ますが、そんなに熱心に毎日あけてどうの、というようなことはしていません。
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