TOP
『読書進化論』について
勝間和代と読書の未来を語ろうキャンペーン
「勝間和代と本を語る会」参加当日のご報告
動画インタビュー
書店インタビュー
紀伊國屋書店 新宿本店
丸善 丸の内本店
リブロ 池袋本店
書店ぶらぶら歩き
丸善 丸の内本店
リブロ 青山店
スタッフ紹介
TOP
>
勝間和代の書店コラム 書店インタビュー 紀伊國屋書店 新宿本店
1
2
3
4
5
次のページへ
勝間和代 著作略称一覧
水上さん
50冊でした。少なくはないですね。
勝間さん
出版社さんがすごく推したんですね。
水上さん
推されました。通常だと20〜30のスタートが多いですから。
―
その前の2冊がすごく売れたんですか?
勝間さん
ぜんぜん。
水上さん
ここからなんです。
勝間さん
本当に出版社さんがイチオシだったんですよね。
水上さん
そのときの営業の担当の方が「とにかくすごくなるから」と。
―
それは、ディスカヴァーさんのそういうものは、売れる、というのがあったんですか?
水上さん
ディスカヴァーさんは、点数をそんなに多く出されないかわりに、内容を本当に吟味されていますから。営業の方も、無茶な提案はされない方ですから、ここまで押されるからには。その方がここまでおっしゃるからには、新宿本店もやらないと。仕掛けるときかな、と思って初回とりました。
勝間さん
そのときも水上さんがご担当だったのですか?
水上さん
やってました。このときは。
勝間さん
そのとき、新宿本店か、丸善で見たという方が多かったんです。発売後1週間目で何人か他社の編集者さんから、まず電話やメールが届きました。
―
どこに陳列したんですか?
水上さん
通常は3階のビジネス書ですと、勉強本のコーナーというのがこのころから 少しずつ出始めてましたので、そちらと、ビジネス書としての新刊台。いちばん目立つ通常の1階に。
勝間さん
当初の動きを覚えていらっしゃいますか?しょぼしょぼと売れ始めたんですか?
水上さん
いえ、良かったです。ここに日別のデータがありますが、10日間で20弱です。失礼ですが、このときの勝間さんの著作の数からいくと、異例です。その動きを見て、もう50じゃ足りないと。なので5日目くらいでディスカヴァーさんに発注かけています。ただ、倍出すには勇気がいったので、ここで30。現在までトータルの売り上げ冊数が約1000です。
勝間さん
女性エッセイにも入っているんですね。
水上さん
女性向けのサイトを持っていらっしゃるということで、女性のお問い合わせが当初ちらほらあったので、置ける可能性のあるところはどんどん置こう、と(置く場所が)増えていきました。最初は、本拠地として仕事術のところだったんです。とりあえずあちこちの売り場で問い合わせがある。女性エッセイの売り場で聞かれることも増えたので、今こうなっています。
(仕事術、女性エッセイ、ビジネスマナー)
―
問い合わせ、というのは書店に来られた方が、1階で聞いたり、3階で聞いたり…?
水上さん
あとは直接カウンターや売り場でお声掛けいただいた声が、参考になります。
―
このときはネットで勝間さんが発信されていたわけですね。
勝間さん
一番最初の発信は、4月20日過ぎから24日ごろだったと思います。しょぼしょぼと友達がちょっと取り上げてくれるくらいで。
―
読者のほうがアクセスして知っていた、と。
勝間さん
店頭で見て、というのが多かったと思います。
水上さん
ディスカヴァーさんの特徴は、取次さんが扱わないんですね。なので、ネットで注文しても、日数がかかるので、はじめから売り場にいらっしゃる方が少なくない。わかっていらっしゃる方は、最初から売り場に来てくださいます。
勝間さん
4月のあと、どんな展開になったんですか? しょぼしょぼ売れ出して…。
4月の20日過ぎくらいからなんです。この本が売れ出したのって。
水上さん
売り場でしかけるときは、このくらいの大きさ(両手を広げたくらい)のワゴン台を使うんです。そのワゴン台で、全部。そのときに同時に動いていた勉強の本と合わせて、勉強本というテーマで固めて多面展開ですね。
勝間さん
それでもパブライン(紀伊國屋書店が、出版社・取次会社に対して、有料で販売・在庫データを提供するサービス)はいちばんいったときで40〜50冊なんですね。1日に。
水上さん
勉強法は、ベストセラーになる著者の方とか取り上げられる方は今までいらっしゃいましたが、ここまで継続するという方は、ちょっと思い当たらないですね。勝間さんの書籍の周りも、1〜2か月でがらっと変わってしまうんですが、(勝間本は)指定席になっています。
勝間さん
このあと、共著を出しているんですが、共著なので棚が広がることもなく、この本が単独で置かれていたわけですね。
水上さん
そうです。共著もそれぞれのコーナーに独立しておいて。まだ勝間さんというコーナーをつくるまではいっていなかったんです。
勝間さん
コーナーはいつごろ?
水上さん
通常の棚でコーナー化してきたのは、
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法 』
からです。
勝間さん
2007年10月ですね。
水上さん
そうです。そのあとダイヤモンドさんの
『効率が10倍アップする新・知的生産術』
とか、
『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』
が出て、通常の棚で勝間さんのコーナーができました。
勝間さん
それはひとつひとつの売り上げがよかったので、まとめてしまえ、という感じなんですか?
水上さん
最終的に、棚に差したときに入る場所がたまたま隣同士だったんですね。なので、並べるには好都合でした。勉強法の棚と、仕事術の棚がちょうど隣り合わせで置いてあるんです。時間術も。偶然ですが。細分化していったときに、手帳術なり時間術なり、思考力などが近くにくるように配置しているんです。その中で、勝間さんの出された本が、それぞれ本当に至近距離で。
―
お客さんも探しやすいですね。
勝間さん
『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』を、いきなり(初回)200とられたんですか。
水上さん
通常ひとつすごく売れた本があって、続編が出たときには、続編よりも、正編のほうが動くんです。でも、これについては、売り場全員が「仕掛けるべきでしょう」と。本当は200じゃ少ないと思ったんですが、ストックの場所、物理的な問題があったので、動きを見て、切れない程度に追加を出す、ということにしました。初回200で抑えよう、と。
勝間さん
累計で勉強法に対して7割くらい売れているんですね。(『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』売り上げ数累計約800冊)
水上さん
破損してしまって、やむなく返すくらいです。完売です。
勝間さん
地味によく売れているんです。私の本の中で地味なほうです。でも青い本(『
時間投資法
『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』
』)が好きだという方は、サイン会でもけっこういらっしゃって。
水上さん
そのときによって、青い本が1週間ずっと売れるときと、赤い本(『
勉強法
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』
』)が売れるときと、交互に波がくるんです。
勝間さん
私が最初にパブラインを見てびっくりしたのは、
『決算書の暗号』
を初回200冊以上もとってくれた書店があった、ということです。
水上さん
ディスカヴァーさんの本に関しては、売り場担当者が初回部数を出しております。
『決算書の暗号』
など他社さんに関しては、仕入部の者が最終部数を出しております。そのものが勝間さんの名前とテーマで。投資の本ですから、そのときの投資の本の売り上がり方を見て、このくらい最低動く、と判断して入れてます。
―
消化率がとてもいいですね。返品がないんですね。
勝間さん
地味に毎日パブライン10冊ずつくらい動いているんです。
―
派手です(笑)。
水上さん
出てから半年たっています。この時期でそのペースで動くものはないです。
勝間さん
『お金を銀行に預けるな』
もすごい動きをしたんですね。確か。
水上さん
初回400冊以上とりました。もちろん、新宿本店は、他の支店のストック機能をもっていますので、支店への出庫もかなりしていますが、実際仕入累計から出庫累計を引いたものが新宿本店の仕入累計で、2000冊を超えています。この場合、追加発注は翌日くらいに出しています。
―
常に本が動き続ける、期待値の高い著者のことを何か表現する言葉はありますか?
水上さん
特に呼び名はないですが、暗黙の了解で、こういうタイプの著者さんのものが出たときは、3日以内に、私やまわりの人間が、動きます。
『ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力』
については、入荷後1時間で私だけで4人売りました。これは異例。待っていたんだな、ということが伺えます。その日に追加、翌日月曜日に発注を頼んでいます。
―
本を出たとたんに動きを観察して、追加を考える著者は、今水上さんの担当範囲で何人くらいいますか?
水上さん
私が気にするのは勝間さんくらいですね。ビジネス書全般で。
―
たとえば、文芸だと誰になるのでしょう?
水上さん
文芸だと、ビジネス書とは違って、近々に発注というよりは、あらかじめかなり押さえてしまうんです。私も文芸担当していないので、感覚でしかお話しできないのですが、またビジネス書とは動きが違うと思います。ビジネス書だと、本が出ました、いろんな方が取り上げてくださる、それで広まる、という形でどこが発信源かわからないのですが、文芸書ですと、ある程度、なんとかさんの新刊が出ます、この本はいいですよ、というのがいろんなところで目にする方が多い、問い合わせが多い、雑誌などで発表されていて、あらかじめ反響がわかる、など少し読みやすい面があると思います。それに比べると、ビジネス書はどこから埋もれていたものが出るかわからないので。読者も、文芸みたいに、「これは来月読む本にしよう」というよりは、「今読みたい」。
―
売り逃すわけにいかないんですね。
水上さん
より緊急度が高いんです。
―
その中で今、仕事術、時間術が売れているのだけれど、水上さんが3日目ウォッチするのは、勝間さん。
水上さん
(売上グラフを見ながら)
『お金は銀行に預けるな』
は新書なので、これだけクイッと伸びています。新書じゃなかったら、もう少し違ったかもしれません。
―
新書は安いからですか?
水上さん
やはり動きます。同じものがあったら、やっぱり新書のほうが、読みやすい、読み通すのが速い、というので。好まれる方はいらっしゃいますね。
―
デビュー作を上回っていく作家さんは
水上さん
いないですね。ある程度上回る方はいないことはないんですが、それがずっと上昇する、という方がいないんです。
勝間さん
光文社さんもダイヤさんも、あの2冊が半年以上たっても、まだ売れ筋だ、と言っていましたから。
水上さん
このデータが日次です。通常の本だと1年とか2年かけて売る冊数です。
1
2
3
4
5
次のページへ
ページのトップに戻る
小学館オンラインへ
©Shogakukan Inc. 2008 All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.